アドベンチャーゲーム『Syberia: The World Before』日本語に対応し12月発売へ。異なる時代を生きる2人の女性としてプレイ

Microïdsは8月20日、『Syberia: The World Before』を12月10日に発売すると発表した。『Syberia: The World Before』は、2002年から続く人気アドベンチャーゲーム『Syberia』シリーズの最新作だ。

パブリッシャーMicroïdsは8月20日、アドベンチャーゲーム『Syberia: The World Before』を12月10日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG)。Steam/Epic Gamesストアでは、日本では時差の関係で12月11日配信となる。またストアページによると、日本語表示にも対応するようだ。

本作は、2002年から続く人気アドベンチャーゲーム『Syberia』シリーズの最新作だ。シリーズ前3作のNintendo Switch向け移植を手がけたKoalabs Studioが、Microïdsと共同開発中。本作では、アメリカ・ニューヨークの法律事務所に勤める弁護士だったケイト・ウォーカーが引き続き主人公となるが、今回はさらに、別の時代を生きる女性としてもプレイすることになるという。
 

 
『Syberia: The World Before』の舞台のひとつとなるのは、2004年のシベリア地方。これまでのシリーズ作にてケイトは、ヨーロッパ各地を巡り、伝説のマンモスを求めてシベリアを訪れ、そして遊牧民のユーコル族の旅に同行してきた。本作ではその続きが描かれる模様で、彼女はシベリアのタイガに存在する岩塩鉱山に幽閉されていた。そして、とある悲劇的な出来事をきっかけに、ケイトは自らのアイデンティティを求めて、新たな冒険をおこなうことになる。

今回公開されたトレイラーでは、ケイトは母親を亡くしたことが明かされている。その後、1枚の絵に描かれた、自らにそっくりな女性について調べるようになったようだ。映像のなかでケイトは、「あなたは私の最後の希望だ」と述べており、ふたりの関係性が気になるところである。
 

 

 
その絵の女性は、Vaghenと呼ばれる土地で暮らしていた、ダナ・ローズという17歳のピアニストだ。時代は1937年である。彼女は、ピアニストとして輝かしいキャリアを積んでいた。しかし第二次世界大戦の勃発により、Brown Shadowというファシストの脅威がヨーロッパ中に広まり、彼女の将来には暗雲が立ち込めている状況にある。

本作にてプレイヤーは、ケイトとしてだけでなくダナとしてもプレイ。時を超えた冒険を通じて、長年埋もれていた謎に迫ることになるという。トレイラーでは、ヨーロッパの古い町並みのなかを、機械仕掛けの人形が運転するケーブルカーが走るなど、不思議な世界観が確認できる。ゲーム内にはさまざまなパズルや謎が用意されており、ゲームを進めるにしたがって、魅力的かつ奥深い物語が展開していくとのことだ。
 

 
Syberia: The World Before』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG)向けに12月10日配信予定だ(Steam/Epic Gamesストアでは12月11日に国内配信)。日本語にも対応する。また、2022年にはコンソール版も発売される予定となっている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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