コナミデジタルエンタテインメント(以下、コナミ)は8月19日、『eBASEBALLプロ野球スピリッツ2021 グランドスラム』のアップデートについて告知。 8月26日のアップデートにて、現在メジャーリーグ(MLB)に所属するダルビッシュ有、前田健太、大谷翔平、菊池遊星、秋山翔吾、筒香嘉智、そしてサンフランシスコ・ジャイアンツを退団し今年6月に読売ジャイアンツと再契約を結んだ山口俊の計7選手の覚醒データを追加すると発表した。
なかでも注目されるのは、8月19日時点でMLB 両リーグ通じてトップの40本塁打を記録している大谷翔平選手。大谷選手の覚醒データには、固有の特殊能力となる「高速弾」が追加されるのがポイントだ。大谷選手の“速すぎる打球速度”を再現するための能力である。
『eBASEBALLプロ野球スピリッツ2021 グランドスラム』では、一部の選手が固有の投球フォームや打撃フォームを持っていることがある。しかし、固有の特殊能力を所持する例は今回の大谷選手が初めてとなる。現状のパラメーター設定では大谷選手の能力をゲーム上で再現することができないということだろう。
よろず~の取材によると、コナミの担当者は今回の変更について「『高速弾』は強振で芯を捉えると打球速度が上がる能力です。最近の大谷選手の活躍の分析で打球速度に着目したものが増えております。我々のほうでも改めて試合を拝見させていただき、今のパラメーター表現だけでは大谷選手の現状の能力を再現できないと判断し、大谷選手に特殊能力を追加いたしました」と語ったそうだ。
ほかにも打撃能力が大幅に向上しており、ミートが左右どちらもCを越え、パワーは最大評価のSとなっている。また、弾道が「高弾道」から、ホームランがもっとも出やすい「アーチスト」になっており、基礎的な特殊能力「バント」「チャンス」「走塁」「盗塁」の評価がすべて ワンランク上がっている。このほかに「威圧感」「固め打ち」「広角打法」「初球」「内野安打〇」といった、打撃時に有利となる特殊能力も新たに追加された。守備能力では投手、ライトの守備適性が強化され、レフトの守備適性も新たに追加されたほか、肩力が若干強化された。
また、8月19日現在の大谷選手の投手成績は、18試合に登板し8勝1敗、防御率2.79、WHIP1.06と、際立った活躍を見せている。投手能力の覚醒データはまだ公開されていないが、こちらも大幅に能力アップしていることが予想される。
『eBASEBALLプロ野球スピリッツ2021 グランドスラム』は、コナミよりNintendo Switch向けに発売中だ。
【UPDATE 2021/08/20 17:15】
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