Epic Gamesストア、Steamなどに続きセルフパブリッシング対応に向けたクローズドベータ申請受付を開始。個人開発者も販売しやすく

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Epic Gamesは8月18日、同社が運営するPCゲーム販売プラットフォームEpic Gamesストアについて、開発者によるセルフパブリッシング(自主販売)のクローズドベータを実施すると発表した。同日から申し込みの受け付けを開始している。


Epic Gamesストアは、『フォートナイト』やUnreal Engineの開発元であるEpic Gamesが、2018年12月にローンチしたPCゲーム販売プラットフォームだ。大きな特徴のひとつとしては、販売タイトルにおける同社とメーカーとの収益配分が挙げられる。多くのストアが採用する30:70が相場として定着しているなか、Epic Gamesストアでは12:88を導入。さらに、Unreal Engineで開発されたタイトルの場合は、メーカーが支払う5%のUEライセンス使用料が免除される。メーカーにより多くの収益が渡る仕組みだ。

ゲーマーから見たEpic Gamesストアはというと、Epic Gamesの『フォートナイト』や『ロケットリーグ』を含め、現時点で約650タイトルが販売中。また、毎週1〜3本のゲームを無料配布する施策が続けられており、利用しているPCゲーマーは多いことだろう。Epic Gamesによると、2020年末時点のユーザー数は1億6000万人以上で、デイリーアクティブユーザー数は3130万人、同時接続プレイヤー数のピークは1300万人とのこと。一方で、最大手であるSteamと比較した場合、ユーザーからはストア機能の不足が長らく指摘されており、Epic Gamesは少しずつ改善を進めている。

これまでは、Epic Gamesが選定したタイトルのみが配信されてきた。ある程度知名度のある注目作などが基本的な対象になっていたわけだ。一方同社はかねてより、開発者へのセルフパブリッシングツールの提供に意欲を示していた。2021年には、最新タイトルのカタログを急速に拡大させるとしており、今回クローズドベータが実施されるはこびとなった。すでにSteamやitch.ioやHumble Storeといったプラットフォームがセルフパブリッシングに対応。それらに続く試みになる。


今回実施するクローズドベータは、すべての開発者が製品を申請できるように、Epic Gamesストアをオープンにするための第一歩だという。提供されるセルフパブリッシングツールは、開発者がストアスタッフの手を借りることなく、Epic Gamesストアで製品ページ・実績・価格設定・オファー・ビルド・アップデートを準備設定するための、デベロッパーポータル内のツールスイートだという。クローズドベータでは、ツールセットのストレステストをおこないながら、開発者からのフィードバックにもとづいて改善していくとしている。

あらゆる開発者・パブリッシャーがクローズドベータのために製品を提出できるが、正式な参加者はEpic Gamesが提出物を確認・検討したうえで、ケースバイケースで選定するという。なお、すでにEpic Gamesストアで販売しているメーカーは、ビジネス開発マネージャーに相談してほしいとのこと。

提出するゲームに関して、マルチプレイ機能を備えたゲームは、すべてのPCストアフロントでクロスプレイに対応している必要がある。クロスプレイ機能のソリューションについては、無料のEpic Online Servicesでも他社製のものでも構わない。このほか、悪意や差別、ポルノ、違法なコンテンツ、さらに他社の権利を侵害するコンテンツや、詐欺的なコンテンツの配信は、当然ながら不可。基準を満たさないコンテンツであると苦情を受けた場合は、公開済みであっても再審査の対象となる。

Epic Gamesストアでの、セルフパブリッシングのクローズドベータの詳細や申請については、公式サイトを確認してほしい。

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