パブリッシャーのTeam17は8月13日、『Sheltered 2』を9月21日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。Steamストアページによると、ゲームは日本語表示に対応するようだ。
『Sheltered 2』は、シェルターを管理するサバイバルシミュレーションゲームだ。開発を手がけるのは、イギリスのゲームスタジオUnicube。舞台となるのは、文明が崩壊してから20年が経った終末世界。日常は崩れ落ち、生き残った人々は地下シェルターでの生活を余儀なくされている。人間たちの間で派閥が生まれ、それぞれ過酷な生活を送っていた。そうした苦境の中、プレイヤーはひとつの地下シェルターを管理していく。
本作は、2016年3月に発売された『Sheltered』の続編だ。災害後の荒廃世界にて、地下シェルターに住まう人々と資源を管理しつつ、飢えやストレス、外的脅威をケアしていく作品であった。粗さもありながら、過酷なテーマ性や中毒性が人気を呼んだ。Steamでは4400件以上のレビューが寄せられ評価は「非常に好評」となっている。
新作では、グラフィックはドット絵から3Dスタイルへと変更しつつ、前作の基本システムは続投。限られた資源を管理しつつ、クラフトにてアイテムを作成。飢えやストレス、そしてシェルター内の人々のメンタルもチェックし、彼らを少しでも長く生き残らせることを目指す。システムも全般的に進化しているようで、さらに多くのチャレンジがもたらされ、戦略性も奥深くなっているという。
新要素としては、派閥システムが導入されている。探検隊を外の世界に派遣し荒野を探索させる際に、ほかの陣営と出会う要素だ。ほかの陣営とは友好的な関係を築いたり、あるいは対立する。最初は友好的に接していても、交渉が決裂し戦闘になるケースも。資源を交換することもあれば、略奪することもあるだろう。外部の人との関わりが重要になってくるようだ。
戦闘はターンベースで展開される。敵の身体部位を選択し弱点を攻撃するのだ。戦闘中の行動にはスタミナが消費されるなど、リスク要素も存在。優れた装備だけでなく、的確な判断も必要である。各キャラクターにはそれぞれ性格、特性、願望が設定されており、特有のスキルも存在する。彼らの個性は、生活や探索、戦闘において役立ってきそうだ。
もうひとつ本作の大きな要素として、パーマデスがあげられる。本作ではシェルター内のリーダーが死亡するとゲームオーバーで、最初からチャレンジし直しとなる。もちろん、リーダー以外の各メンバーも死亡すると復活することはないので、彼らを保護することは至上命題になるだろう。そのほか、公開されたトレイラーでは地雷原を歩くシーンや死んだ仲間を埋めるシーンも映し出されており、過酷な場面が待ち受けていることがうかがえる。
『Sheltered 2』は、PC(Steam)向けに9月21日発売予定だ。