『Battlefield 2042』新スペシャリストに『BF4』のキャラクターが登場。戦場の裏側を描くショートフィルムも公開


Electronic Artsは8月13日、『Battlefield 2042』ショートフィルム「エクソダス」を公開した。同映像内では、コンクエストなどが含まれる本作のメインモード「All-Out War(全面戦争)」にまつわる物語が展開。あわせて、操作可能な新たなスペシャリストも明かされた。

『Battlefield 2042』には、3つの異なる体験が用意される。コンクエストやブレイクスルーなど、シリーズおなじみのモードが含まれる「全面戦争」。シリーズ過去作のコンテンツも使用可能な、戦場クリエイト機能「バトルフィールド・ポータル」。そして、未だ詳細がベールに包まれている分隊ベースのゲームモード「ハザードゾーン」。今回の新映像は、「全面戦争」の背景にある物語を紹介するものだ。『Battlefield 2042』の世界において、なぜ大規模な戦争が勃発したのか。そのきっかけが垣間見えるショートフィルムとなっている。


人類史上最悪の難民危機に陥った2042年の世界には、ノーパットと呼ばれる、国に属さない武装集団が存在する。ケイヴァン・バシールは、そんなノーパットに興味をもつジャーナリスト。彼はノーパットとの接触を通じ、世界に起きている3つの真実に辿り着く。資源枯渇をめぐり、アメリカとロシアが交戦寸前であること。ノーパットが内部分裂を引き起こしていること。そして、オズと呼ばれるノーパットのリーダーが陰で糸を引いていること。やがてケイヴィンは、ノーパットと世界の運命を左右する、重大な局面に立たされることになる。

前述のように、『Battlefield 2042』における「全面戦争」の背景として、戦火に呑まれた世界を旅するジャーナリスト、ケイヴァン・バシールのレポートおよび、スペシャリストの視点を通じたストーリー(ノーパットの旅)が語られるようだ。その中では、ノーパットと反ノーパット作戦を展開する政府のあいだでの対立や、スペシャリストたちの活躍などが描かれる。こうしたストーリーテリングは、物語を重視するプレイヤーも本作の世界に没入できるように構築されているという。


今回公開されたショートフィルムについて、もうひとつ触れておくべき点は、キンブル・”アイリッシュ”・グレーブスの登場だろう。彼は『バトルフィールド 4』のキャンペーンモードに登場する黒人隊員。同作ではトゥームストーン部隊に所属し、主人公の相棒として活躍する。そして今回、そのアイリッシュが『Battlefield 2042』の5人目のスペシャリストとして登場することが明かされたわけだ。シリーズファンにとっては、懐かしくも嬉しい報せだろう。

スペシャリストについては、ローンチ時点で全10種類収録される予定。各スペシャリストは、それぞれ独自の専門技能と特性を備えている。これまでに明かされたスペシャリストは、アジリティに優れる、ウェブスター・マケイ。味方の蘇生・治療に特化した、マリア・ファルック。敵の索敵タレットを設置可能な、ピョートル・ガスコヴィスキィ。偵察ドローンを装備する、ウィカス・ヴァン・デール。そして今回発表された、『バトルフィールド 4』の登場人物、アイリッシュの全5名。残り5名のスペシャリストについては、今後数週間にわたって公開していくとのことだ。


『Battlefield 2042』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/Origin)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに10月22日発売予定。なお、本作を予約購入すると、今後実施されるオープンベータテストへの早期のアクセスが可能。また、アイリッシュのレジェンダリースキン「歴戦の勇士」や、エピック武器チャーム「ミスター・チョンピー」、プレイヤーカード背景「地滑り」や、タグ「オールドガード」などの特典を獲得することができる。