『シャイニング・フォース〜光と闇の英雄〜(仮)』モバイル向けに発表。『キンスレ』開発元がセガからライセンスを受けて手がける


韓国のデベロッパーVespaの日本法人である株式会社ハイブは8月10日、セガの『シャイニング・フォース』の知的財産権についてのライセンス契約を、同社と締結したと発表した。ハイブは今回の契約を通じて、『シャイニング・フォース』のIPを活用したゲームを開発し、日本や韓国をはじめとするアジア圏、および欧米を含むグローバルでのサービス配信をおこなうとのこと。


Vespaは、リアルタイム3DバトルRPG『KING’S RAID(キングスレイド)』などで知られるデベロッパーだ。今回のセガとのライセンス契約に基づいて開発する新作ゲームとしては、『シャイニング・フォース〜光と闇の英雄〜(仮)』が発表されている。モバイル向けのシミュレーションRPGとして、基本プレイ無料(アイテム課金制)にて、2022年上半期にグローバルサービスを開始するという。

本作では、『シャイニング・フォース』シリーズ特有の独創的な世界観とストーリー、個性あふれる魅力的なキャラクターたちを育成していく楽しさをベースに、シミュレーションRPG特有の戦略的な面白さを、モバイルデバイスで実現することを目標に、現在開発を進めているとのこと。開発元のVespaは、シリーズ経験者だけでなく、初めて『シャイニング・フォース』に接するユーザーも含め、多くの人たちに楽しんでもらえるゲームを準備しているとコメントしている。

「シャイニング」シリーズの初期3作


セガの『シャイニング・フォース』は、1991年にメガドライブ向けに発売された『シャイニング&ザ・ダクネス』を起源とする「シャイニング」シリーズのひとつ。主にシミュレーションRPGタイトルが『シャイニング・フォース』シリーズとして展開され、これまでに多数の作品がリリースされている。ファンタジー世界を舞台にする壮大なドラマや、戦略性の高いバトルが人気のシリーズだ。

近年のセガは、外部メーカーにIPをライセンスし、新作開発を促す動きがよく見られる。これまでには、『パンツァードラグーン:リメイク』や『ベア・ナックルIV』がリリースされているほか、現在『パンツァードラグーン ツヴァイ』や『THE HOUSE OF THE DEAD: Remake』の開発も進んでいる。今回発表された『シャイニング・フォース〜光と闇の英雄〜(仮)』も、そうした取り組みのひとつということかもしれない。

『シャイニング・フォース〜光と闇の英雄〜(仮)』は、基本プレイ無料(アイテム課金制)にて、2022年上半期にグローバルサービス開始予定。サービス開始前にはベータテストを実施する計画があるとのことで、ゲーム内容などの詳細は追って発表されるだろう。