ホラーミニゲーム集『SPOOKWARE』エピソード1が8月26日配信へ。ちょっぴりグロめの『メイドインワリオ』オマージュ作品

パブリッシャーのDread XPは8月10日、ホラーミニゲーム集『SPOOKWARE』のエピソード1を現地時間8月26日に発売すると発表した。『SPOOKWARE』は、ホラーをテーマとしたミニゲームのオムニバス作品だ。

パブリッシャーのDread XPは8月10日、ホラーミニゲーム集『SPOOKWARE』のエピソード1を現地時間8月26日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。 
 

 
『SPOOKWARE』は、ホラーをテーマとしたミニゲームのオムニバス作品だ。タイトルは『メイドインワリオ』の海外版タイトル『WarioWare』をもじっているものと見られ、あえて日本語に訳すなら『メイドインオバケ』といったところだろうか。本作には、数秒単位のプチサイズゲームが多数収録されている。しかし、そのどれもがちょっと不気味でダークな作風となっているのが特徴だ。上から降ってくる骨をうまく組み立ててスケルトンを完成させたり、サメとなって海中の小魚を食い荒らしたり。あるいは、ノコギリを使って人間の首を時間内に切り落としたりと、ミニゲームながらゴア表現も含まれているようだ。 

主人公となるのは、ガイコツ三兄弟であるLefti・Midi・Righti。ホラームービーを観ながら無為に時間を過ごしていた彼らだが、あるとき心機一転。自家用車に乗りこみ、キュートで不吉な死者の世界のロードトリップへ繰り出すこととなる。死者の世界ではさまざまなガイコツの住民たちと出会い、トラブルに巻き込まれるようだ。 
 

 
冒険の途中では、クルーズ船で起きた殺人事件を解決したり、高校でバンドを始めたりと、バラエティ豊かなイベントが待っているという。こうしたストーリーの数々も、死体の周りにチョークラインを引くミニゲームや、リズムに合わせてボンゴを叩くリズムゲームなど、さまざまな遊びで表現されているようだ。ストーリーモードのほか、チャレンジモードではアンロックしたミニゲームをすべてリミックスして挑戦することも可能だという。 

本作は4つのエピソードに分割してリリースされ、各エピソードには3チャプターずつが収録されるとのこと。収録されるミニゲームは100種類以上にもおよぶそうだ。今回配信されるエピソード1はプレイ時間にして4~6時間程度のボリュームとなり、4つの探索エリアが用意されているとのこと。 
 

 
開発を手がけるBEESWAX GAMESは、デベロッパーのAdam Pype氏を中心とするスタジオだ。Pype氏はitch.ioを中心に、短編作品を数多く発表。古いVHSテープを端緒とする短編ホラー『No Players Online』や、ローポリで表現された5つの不思議な夢を旅する『DREAMDISC』など、どこかレトロな風合いと不気味さが同居する作風を得意としている。『SPOOKWARE』でも不吉なモチーフは健在ながら、同時にポップなキュートさも交えて軽やかなミニゲーム集が展開されるようだ。 

『SPOOKWARE』エピソード1は現地時間8月26日、SteamにてPC向けにリリース予定。なおitch.ioでは本作の原型となった10のミニゲーム集を収録したバージョンが配信中。気になる人は、先にこちらをプレイしてみるのもいいだろう。 

Yuki Kurosawa
Yuki Kurosawa

生存力の低いのらくら雰囲気系ゲーマーです。熾烈なスコアアタックや撃ち合いを競う作品でも、そのキャラが今朝なに食ってきたかが気になります。

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