バトロワゲーム『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』、実はタイトルが変更されていた。ユーザーやメディアもあまり気付かず
バトルロイヤルゲーム『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDSS』が、そのタイトルを『PUBG: BATTLEGROUNDS』へとこっそり変更していたようだ。海外メディアPC Gamerなどが報じている。
『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』は、KRAFTONが手がけ2017年から展開している人気バトルロイヤルゲーム。生みの親であるクリエイターBrendan Greene氏が、PlayerUnknownというハンドルネームで活動していたことから、その名を冠したタイトルがつけられた。略称は、タイトルの前後の言葉の頭文字から「PUBG」。長いタイトル名であるため、本作については略称で呼ぶことが一般的だろう。
KRAFTONとしても、本作を開発する傘下スタジオにPUBG CorporationやPUBG Studioといった名前を付け、また公式SNSアカウントなども「PUBG」で取得するなど、幅広く使用している。さらに、今年2月に発表されたモバイル向けの新作も、『PUBG: NEW STATE』と略称を使用。それでも本家の正式タイトルはずっと『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』のままだったが、ここにきて略称を正式タイトルに昇格し、『PUBG: BATTLEGROUNDS』へと変更したのだ。
開発元の情報発信を遡ってみると、今年6月16日に発表された新マップ「TAEGO」のトレイラーが、初めて正式に『PUBG: BATTLEGROUNDS』のロゴが披露された場になっていたようだ。また6月11日に発表された、El Solitarioとのコラボアパレルの発表時にの画像にも「PUBG BATTLEGROUNDS」という表記が見られる(ロゴは無し)。さらに遡って、6月7日に公開された同コラボのトレイラーでは、『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』のロゴが使用されている。どうやら、この辺りが正式タイトル変更の境目だったようだ。
こうした変化を指摘する声は一部には存在していたが、大きな出来事であるはずの人気タイトルの正式タイトル変更は、これまでほとんど話題になっていなかった。見慣れた略称の入ったロゴがあまりに自然すぎて、誰もが受け流してしまったのかもしれない。もっとも、非省略形にして読むと「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS: BATTLEGROUNDS」というヘンなタイトルになってしまうが。また、本作を配信する各ストアのタイトルは『PUBG: BATTLEGROUNDS』に置き換わっているものの、概要文などにはまだ『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』が使用されている部分がある。
海外メディアPC Gamerによると、KRAFTONは『PUBG: BATTLEGROUNDS』へのタイトル変更が正式なものであると認めたとのこと。同社は「PUBG」ブランドの拡大に努めており、本作のタイトル変更はその第一歩だそうだ。そして、今後配信予定の『PUBG: NEW STATE』を含め、将来のシリーズ作も「PUBG」の名を使用していくとしている。
なお、本作は韓国の女性アイドルグループBLACKPINKとのコラボレーションを今月開催予定。これに合わせて、8月10日から16日にかけてフリープレイを実施するという。対象プラットフォームなどの詳細はまだ発表されていないが、本作を無料で試せるチャンスとなる。興味のある方は公式サイトなどをチェックしておこう。
【UPDATE 2021/08/07 11:04】ゲームタイトルの誤字を訂正。