人類滅亡後の地球で楽しむゴルフゲーム『Golf Club: Wasteland』9月3日に配信へ、日本語対応。誰もいない廃墟で、ひとりクラブを振る

パブリッシャーのUntold Talesは8月5日、『Golf Club: Wasteland』を9月3日に配信すると発表した。『Golf Club: Wasteland』は、デベロッパーのDemagog Studioが手がけるゴルフゲームだ。

パブリッシャーのUntold Talesは8月5日、ゴルフゲーム『Golf Club: Wasteland』を9月3日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびNintendo Switch/PlayStation 4/Xbox One。価格は9.99ドルとされているため、1000円程度になるだろう。ゲーム内は日本語表示に対応する。
 

 
『Golf Club: Wasteland』は、デベロッパーのDemagog Studioが手がけるゴルフゲームだ。かつてモバイル版が配信されており、その移植となる模様。本作の世界における地球は、何らかの大災害の発生によって人類が死に絶えており、お金持ちの人々だけが火星に移住し難を逃れた。そうした超富裕層にとって、荒れ果てて誰もいなくなった地球は、ある種贅沢なゴルフコースとなっている。わざわざ遠い地球にまで赴き、廃墟を舞台にゴルフに興じているのだ。

本作にてプレイヤーは、最後に一度だけゴルフをしたいとひとり地球に帰ってきた、火星勤務のパイロットとしてプレイする。コースとなるのは、荒廃した都市の路上や建物内、あるいは施設の地下など。かつての人類の営みの痕跡があるさまざまな環境に、ホールカップとフラッグが設置されており、カップインを目指してクラブを振るのだ。操作はシンプルで、打つ方向と強さを決めてショットボタンを押すのみである。
 

 

 
一般的なゴルフコースとは異なり、街の環境がそのままコースになっているため、カップまでの道のりはかなりトリッキーだ。足場を伝っていったり、いまも稼働しているエレベーターやエスカレーターに乗って階上に向かったり、あるいは打ったボールでボタンを押してシャッターを開けたり。入り組んだレイアウトが多く、コースによっては細い配管にボールを打ち込んで、その先の閉鎖空間に移動したりといったプレイも求められる。

そしてプレイ中には、火星のラジオ局「ラジオノスタルジア」の放送が流れることも、本作の特徴のひとつだ。音声は英語だが、日本語字幕が表示されるため安心である。番組では、地球にノスタルジーを感じている火星市民の物語が、プレイ中のコースに合わせて紹介されていく。本作においては、どのように人類が落ちぶれてしまったのかというストーリーを繋ぎ合わせる要素が用意されているとのこと。
 

 

 
本作には3種類のゲームモードが収録されている。カジュアルモードは、ゴルフのスコア要素が存在せず、物語や荒廃した地球の風景を存分に楽しみたいプレイヤー向け。チャレンジモードには、各コースに規定打数が設けられており、アンダーパーでクリアすることが求められる。そして上級者向けには、失敗が許されないアイアンモードが用意されている。

『Golf Club: Wasteland』は、PC(Steam)/Nintendo Switch/PS4/Xbox One向けに、9月3日配信予定だ。なお、コンソール版の国内リリースの有無については、現時点では不明である。Steamでは、本作の体験版が配信されているため、興味のある方はまずこちらを試してみてはいかがだろうか。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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