『ウイイレ』後継サッカーゲーム『eFootball』の仕様などについて公式が回答。選手獲得方法についても言及


コナミデジタルエンタテインメントは8月2日、『eFootball』についてのFAQを海外向けに公開した。本作は、長年親しまれてきた『ウイニングイレブン』シリーズに代わって、新たに展開されるサッカーゲーム。Unreal Engineをベースとした次世代サッカーゲームエンジンの導入に伴って、ブランド変更がおこなわれた。本作の詳報は8月中に届けられる予定だが、それに先立って、ファンから多く寄せられている質問に海外公式Twitterを通じて回答している。


『eFootball』は、PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/PCに加え、iOS/Android向けにも展開し、今年の冬にはすべてのプラットフォーム間でのクロスプレイに対応する予定。すなわちPC・コンソール・モバイル版は、いずれも同じゲーム体験となる模様である。コナミは、モバイル版をベースにして移植するかたちではなく、各デバイスの性能をフルに活かすとコメント。開発自体は、コンソール先行でおこなっているという。

また、本作にて期待される次世代のグラフィックについて、モバイル版では調整がおこなわれるが、PC・コンソール版のプレイヤーがモバイル版と対戦した場合に、ダウングレードされることはないとのこと。PC・コンソール版においては、モバイル版準拠のゲーム体験にはならないと強調している。

なおオンラインマッチングには、対戦相手の居住地域やプラットフォームを制限する複数のフィルターが用意されるとのこと。同一プラットフォーム同士であったり、日本国内のプレイヤー同士であったりといったかたちで指定し、マッチングできるようだ。


本作は、今年の初秋に基本プレイ無料にて配信予定。リリース時点では、FCバルセロナやFCバイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・ユナイテッドFC、アーセナルFCなど、名門クラブ9チームを使ったローカルマッチを楽しめる。また、PS5/PS4およびXbox Series X|S/Xbox Oneそれぞれでのクロスジェネレーションマッチにも対応。ローカルマッチでは、CPUとの対戦も可能とのことだ。

コンテンツ量としてはかなり少ないが、ローンチ時のバージョンについてコナミは、いろんな意味で体験版(Demo)であると述べる。なるべく早くファンに本作を触れてほしいという意図から、チーム数やゲームモードが限定的なのだそうだ。


基本プレイ無料の内容について、ローンチ直後の初秋のあいだは、少額課金要素は存在しないという。その後、段階的にさまざまなコンテンツやモードの追加をおこなっていく計画となっている。なおコナミは以前、「マスターリーグ」などのオフラインモードは、追加DLCとして販売する方針を明らかにしている(関連記事)。

一方で、選手名や能力、ユニフォームなどさまざまな要素をカスタマイズできる「エディットモード」や、チーム・選手のあらゆる設定を格納した「オプションファイル」といった機能については、ローンチ後に無料アップデートにて提供するとのこと。ただし、同アップデートの対象プラットフォームについては、PS5/PS4/PCのみとされている。Xboxおよびモバイル版には、何らかの制限により提供できないのかもしれない。


このほか選手契約について、従来の作品では“ガチャ要素”が強かったが、本作においては「マッチパス」を通じて、好きな選手を指名して獲得できるという。マッチパスは、本作のローンチ後である今年の秋のあいだに追加される機能だ。詳細は不明だが、無料と有料のマッチパスが用意され、試合プレイ数に応じてアイテムを獲得できるシステムとのこと。いわゆるバトルパスのような仕組みだといえそうだ。

eFootball』は、PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC(Steam/Windows 10)/iOS/Android向けに、基本プレイ無料にて、今年の初秋に配信予定。本作の続報については、8月下旬に届けられる。