家電メーカー・シャープが縦STG『プラズマクラスターシューティング』公開。難易度曲線がシャープすぎる弾幕ゲー


家電メーカーであるシャープ株式会社は8月2日、シューティングゲーム『プラズマクラスターシューティング』を公開した。ブラウザ上にて、無料で遊ぶことができる。幅広いブラウザに対応しPCからも遊ぶことができるが、「本サイトはスマートフォン推奨です」と書かれており、スマートフォンでのプレイを想定して開発されたと思われる。
  

 
『プラズマクラスターシューティング』は、エアコンや空気清浄機などに用いられるプラズマクラスター技術をテーマとした、縦スクロール型シューティングゲームだ。20XX年、ウイルス・カビ菌・ニオイ菌の連合軍によりおうちの平和が脅かされていた。世界中が諦めかけたそのとき、ウイルスや菌の弱点がプラズマクラスターの「浄化力」だと判明。シャープ商品開発部が極秘で開発してきたプラズマクラスター搭載ジェットが、おうちの危機を救うべくテイクオフする。 

ステージでは、機体をドラッグすることで前後左右に移動。タップ/クリックすることでプラズマクラスターイオンを発射し、カビ菌やニオイ菌を殲滅することができる。ステージにはプラズマクラスターのトレードマークがパワーアップアイテムとして落ちており、拾うことで弾の強化が可能。イオン濃度が7000→25000→NEXTの順に強化されていく(実際の家電製品も、放出するプラズマクラスターイオン濃度によって7000/25000/NEXTと区分されている)。また、七色に輝くアイテムを拾えばプラズマクラスターイオンで機体がコーティングされ、一定時間無敵で活動することも可能だ。 

ステージには大小さまざまな菌やウイルスが現れ、プレイヤーに向かって弾を撃ち出してくる。うまくかわしながら、おうち・オフィス・フィットネスジムとめまぐるしくかわるステージを突破していくのだ。さすがに企業広報用のゲームだけあって、弾幕は薄めでシューティングとしての難易度は低い……かと思いきや、本番はボス戦である。ステージの最奥までたどり着くと、物々しい警告音とともにボスキャラクターが登場。画面の半分は覆いつくさんばかりの、巨大な砲台に乗ったウイルス・菌の連合軍である。ここから急激にゲームの難易度は跳ね上がり、弾の密度もまさに「弾幕」の名に恥じないものに。たとえ最強レベルまでパワーアップをとっていても相当に敵が硬く、プラズマクラスターの威力を知らしめるには逆効果では? と心配になるほど、“本気”の凶悪度で敵が迎え撃ってくるのだ。
 

 

 
シャープ株式会社の公式Twitterも本作に触れており、「なぜその難易度にした」と頭を抱えている様子。いわく、「担当者もクリアできず悩んでた」とのことで、関係者も困惑するほど本気の難易度で制作されているようだ。 

『プラズマクラスターシューティング』は、シャープ株式会社のウェブサイト上にてブラウザでプレイすることが可能。SNSでスコアをシェアすることも可能なため、我こそはというシューティング猛者は挑戦してみるといいだろおう。