Respawn Entertainmentは7月30日、『Apex Legends』新シーズン「エマージェンス」のキャラクタートレイラーを公開した。同映像では、新レジェンドSeer(シア)のアビリティがお披露目。実際の操作シーンとともに、パッシブ・戦術アビリティおよび、アルティメットの詳細が明かされた。
新シーズン「エマージェンス」(邦題:表舞台)では、新レジェンドとしてSeer(シア)が登場。本名は、オビ・エドラシム。呪われた子として生を受け、青く輝く目は人々に災いをもたらす。しかし、シアの家族は、その禍々しき力を類まれなる才能だと信じ、彼を優美なアーティストに育て上げた。そしてレジェンドとなったシアはいま、アウトランズの地に降り立つ。青い目とマイクロドローンを携える彼は、他のレジェンドたちが見逃すような一瞬の好機も逃さない。
シアについては以前より、追跡能力をもつリコン型のレジェンドとなることが明かされていたが、今回ついにアビリティ内容の詳細が公開された。まずは、パッシブアビリティ「ハートシーカー」について。これはエイムをした際に、75m以内の敵の心拍を捉え、敵の位置を把握することができる能力だ。エイム時に周囲に敵がいた場合、その心拍音を聴取可能。さらに捉えた心拍音については、その方向が画面中央に小さな矢印で表示されるようだ。
戦術アビリティは「フォーカス・オブ・アテンション」。発動すると、無数のマイクロドローンを放出。周囲にいる敵の位置をトラッキングできる。トラッキングはブラッドハウンドのスキャンと同様、壁越しにも表示されるようだ。また、それだけでなく、追跡中の敵の上部にはヘルスバーが表示され、アーマーおよびHPの残り体力を可視化できる。さらに、トラッキングされた敵はわずかなあいだ、アビリティおよび、回復アイテムの使用と蘇生が不可となる。
そして、アルティメットアビリティは「ショーケース」。発動すると、マイクロドローンで巨大な球体を作り出し、その範囲内では素早く移動した敵を検知する。また、球体内で射撃した敵の位置はトラッキングされ、さらに足跡も表示されるようだ。これらの位置情報は、すべて味方も確認可能。たとえば、バンガロールのスモークなど、ほかのアビリティとの組み合わせや、味方との連携次第では、一気に戦闘を有利に運べるアルティメットとなりそうだ。
以上が今回明かされた、シアのアビリティの詳細となる。追跡能力をもつレジェンドといえば、すでにブラッドハウンドが存在するが、シアはまた異なるシチュエーションで強みを発揮できるレジェンドとなりそうだ。シアの使用においては、エリアを広くサーチするというよりも、特定の敵の状況を把握し、狙い撃ちを試みるといった戦法が重要になるのかもしれない。
新シーズン「エマージェンス」では、シアのほか、新武器ランページLMGの追加やワールズエッジのマップ改変、アリーナモードへのランクマッチ実装などがおこなわれる。また、これまでのシーズン開幕時と同様、各種レジェンド・武器に向けたバランス調整もおこなわれることだろう。新シーズンの開幕日が近づいてきていることもあり、最新のパッチノートもまもなく公開されそうだ。新シーズンについては、今後のさらなる続報にも注目したい。
新シーズン「エマージェンス」は、現地時間の8月3日開幕予定だ。
【UPDATE 2021/07/31 9:56】
アルティメットアビリティについて、「範囲内では素早い移動が可能となる」としていた記述を「範囲内では素早く移動した敵を検知する」に修正。