ケモノたちの復讐SRPG『戦場のフーガ』配信開始、家族を奪われた子どもたちが帝国に挑む。ただしPS4/PS5版は配信停止中


サイバーコネクトツーは7月29日、初の自社パブリッシングタイトルとなる『戦場のフーガ』の配信を開始した。対応プラットフォームはPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo SwitchおよびPC(Steam/Epic Gamesストア)。ただしPS4/PS5版については、販売価格の不備により現在配信を停止している。 
 

 
『戦場のフーガ』は、“戦争×復讐×ケモノ”をテーマとしたドラマティックシミュレーションRPGだ。『テイルコンチェルト』や『Solatorobo』など、イヌヒト・ネコヒトたちが暮らす浮遊大陸を舞台とした「リトルテイルブロンクス」の世界観を受け継ぐ作品である。物語の主人公は、家族や故郷を奪われた12人の子どもたち。彼らは、禁忌とされる洞窟で発見した未知の力を秘める巨大戦車タラニスに搭乗。捕虜となった家族を救出するため、強大な侵略者であるベルマン帝国軍への復讐を誓う。 

本作の戦闘システムは、巨大兵器の砲弾が飛び交うターン制コマンドバトルを採用。自軍・敵軍双方の行動順を示すタイムラインに沿ってコマンドを選択していく。自軍戦車の砲座の武器種は、砲座に配置するアタッカー役によって切り替えられる。敵軍には弱点属性となる武器種があり、対応する武器種で攻撃することでWEAKが発生。敵の行動順を遅らせることができる。砲座ごとにマシンガンやグレネードといった特性の異なる武器を装備することで、複数の敵の弱点を突き、相手側に行動させることなく完封することも可能だ。本作では、戦況や敵の弱点によって砲座のメンバーを切り替えていく戦略的なバトルが楽しめるだろう。 
 

 

 
物語はチャプターごとのルート進行に沿って進んでいく。ルートには分岐点が用意されており、強敵が待ち受ける難度の高いルートへと進むことも可能だ。それらの強敵に対する切り札となるのは「ソウルキャノン」。巨大な砲塔を展開し、エネルギーの放射によってすべてを消し去る最終兵器だ。ただし、ソウルキャノンの発射には大きな犠牲を払わねばならない。エネルギーとなるのはひとりの子どもの命だ。使用の際にはどの子どもの命を引き換えにするのか、選択を迫られることになる。できれば切り札を使用せず、己の戦略のみで勝利を目指していきたい。 
 

 

 
インターミッションでは、巨大戦車の車内で共に暮らす仲間たちとコミュニケーションが図れる。操作するキャラクターは自由に変更可能だ。仲間と会話して親愛度を深めていくことで「絆イベント」が発生。絆を深めれば、戦闘時にサポート役との協力必殺技が使えるようになるといったメリットが得られるのだ。また、戦車内にある複数の施設も利用できる。食堂で料理をしてバフ効果を得るほか、砂釣り場で釣りをして戦車強化の素材を入手することも可能だ。さらに工房では、各武器の攻撃力強化や装甲(HP)、リアクター(SP)の強化がおこなえる。利用できる施設はストーリー進行とともに解放されていき、各施設の強化拡張も可能となっていく。 

これらインターミッション中の行動は、開始時に割り振られるAPによって管理される。1度のインターミッション中に取れる行動は限られてくるわけだ。どの仲間同士の親愛度を上げるのか。戦車のどのパーツを強化するのか。次の戦いを勝利へと導くため、念入りな準備をおこなおう。 

なお本作のPS4/PS5版については、7月29日10時より配信が開始されたものの、PS Store上の販売価格の不備により現在は販売が停止されている。販売再開については詳細が分かりしだい、公式よりあらためて案内されるとのこと。 
 

 
『戦場のフーガ』は、Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo SwitchおよびPC(Steam/Epic Gamesストア)にて配信中。PS4/PS5版の販売再開については、公式よりあらためてアナウンスされる。