『あつまれ どうぶつの森』アップデートにてハロウィンアイテムがひっそりと追加される。意図的かうっかりか
任天堂は本日7月27日、『あつまれ どうぶつの森』大型無料アップデートVer.1.11.0の配信を開始した。アップデート内容では、大型季節イベント「花火大会」が2021年仕様にリニューアル。新たな季節限定アイテムも追加されている。これらは27日に事前告知された内容だ。しかしながら今回のアップデートにて、事前に告知されていないアイテムもひっそりと追加されているようだ。Animal Crossing Worldが報じている。
事前告知されていなかった新たなアイテムは、すべてハロウィンイベント向けの販売アイテムとなっている。つまりはたぬき商店にて、10月中に日替わりで並ぶラインナップに新商品が追加されたというわけだ。そこで弊誌では、本体日付を2020年10月に巻き戻して検証をおこなった。
追加されたアイテムは3種類。1つめは「ハロウィンなおやつバスケット」だ。小さなかぼちゃのバスケットにおやつが詰められた可愛らしいアイテムになっている。このアイテムは特別なアイコンで描かれた道具になっており、使用すると右手に持つことができる。ハロウィン向けのアクセサリーにもぴったりだろう。
2つめが「ハロウィンなトリックランプ」。一見するとシンプルなかぼちゃ型のランプだが、ランプに触れることで前方の扉が開閉。扉の中にはちょっぴりホラーなお城のイラストが描かれている。そして3つめは「ハロウィンなツリー」。すでに登場していた「ハロウィンなスタンド」にも似ているが、サイズが大きく、飾りつけのかぼちゃも多くなったことで存在感はバッチリ。また触れることで、かぼちゃの照明がほんのり光るようになっている。
これら3つのアイテムはリメイクも可能。それぞれオレンジ・イエロー・グリーン・モノクロの4色が用意されている。ちなみにトリックランプは、リメイクすることで扉の中のイラストも変化する。
以上の3種類が事前告知されていない、アップデートにてひっそりと追加されたアイテムとなる。ここまでの内容で疑問に思うのが、任天堂が意図的に追加したものなのか否かという点だろう。前述したとおり、本来ハロウィン向けアイテムは10月中にのみ入手できるもの。ハロウィン向けの販売アイテム自体は2021年10月中にも並べられるが、本体日付をずらさない限り、あるいは10月を迎えるまでプレイヤーは新アイテムに気づかないということになる。あえて告知せず、こっそり追加したという考えだ。
しかしながら、昨今の告知は事細かにおこなわれている。前回の告知に至っては、9月に販売される季節限定アイテムに至るまでの内容が記されているのだ。また2021年におこなわれる大型季節イベント開催前には、その都度前年イベントとの違いが詳細に明かされてきた。これまでの流れを考えれば、ハロウィンほどの大きなイベントに際した追加アイテムは、公式より案内されるのが自然だろう。つまり、うっかり追加してしまったのではないかという可能性が浮上している。
これらの点から推測すると、今回事前告知なく追加されたアイテムは意図的ではなく、うっかり追加されてしまったという考えが有力。前出のAnimal Crossing Woldはうっかり説を主張している。とはいえ、ユーザーを楽しませるために、こっそり追加された可能性も捨てきれない。真意は定かではないが、今回のハロウィンアイテムの追加が明らかになったことで、ハロウィンイベント以降の大型イベントにも何かしらの変化が加えられる可能性について期待が高まったのではないだろうか。
『あつまれ どうぶつの森』の大型無料アップデートVer.1.11.0は本日より配信中だ。