PS4/PS5/PC向けアクションADV『Kena: Bridge of Spirits』ふたたび発売延期。精霊を集めて戦う冒険は9月21日リリースへ

 

デベロッパーのEmber Labは7月29日、現在開発中のアクション・アドベンチャーゲーム『Kena: Bridge of Spirits』について、9月21日へと発売を延期すると発表した。これまで8月24日発売予定とされていたため、約1か月の延期となる。
 

 
『Kena: Bridge of Spirits』の主人公は、若きスピリットガイドのKena。彼女は、聖なる山の神殿を探し求めて荒れ果てた村を旅をしており、そのなかで忘れ去られた村と奇妙な呪いについて知ることに。そしてその秘密を解き明かすため、さまよえる精霊たちが囚われている森へと向かう。

森には、Rotと呼ばれる臆病な性格の精霊があちこちにおり、彼らは死者を分解し、物を腐敗させる能力をもつ。その能力によって、世界のバランスが保たれているのだ。そしてプレイヤーは探索を通じてRotと出会い、仲間に引き入れることが可能。強力なアビリティを得るかたちとなり、環境を変化させることもできるという。また、集めたRotによるチーム編成的な要素も存在するようだ。

Kenaの行く先々には、敵となる精霊が立ちはだかる。堕落し、囚われ、身動きの取れない腐敗した精霊たちだ。本作はハイペースなバトルを特徴とし、Kenaは手に持つ杖で戦う。杖は近接武器として利用できるだけでなく、エネルギーの矢を射る弓のようにも変化。さらに、Rotたちを駆使したさまざまな攻撃も繰り出せる模様である。
 

 

 
開発元Ember Labは、もともと企業CMのアニメーションに携わる小規模なスタジオで、過去には『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』に登場するスタルキッドの過去を描くショートフィルムを自主制作したことも。同ファンムービーは1000万回以上再生されるなど話題となった。そして、『Kena: Bridge of Spirits』が初めて手がけるゲーム作品になるという。確かなスキルに裏付けられた美しいビジュアルもさることながら、本作では創造的なストーリーテリングについても追求しているとのこと。

本作は、当初は2020年末に発売予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大を受けた制作環境の変化により、2021年第1四半期へと延期。その後、予定より遅れ8月24日の発売が発表されたが、今回ふたたび延期となった。同スタジオは、いまも開発に懸命に取り組んでいるところだが、可能な限り最高の体験に仕上げるには、もう少し時間が必要だとし、ファンに理解を求めた。
 

 
『Kena: Bridge of Spirits』は、PC(Epic Gamesストア)/PS4/PS5向けに9月21日発売予定。日本語に対応し、国内配信も予定されている。PlayStation Storeでは、まだ以前の発売日が記載されているが、いずれ更新されるだろう。