Phoenixxは7月24日、対戦アクションゲーム『シューフォーズ』の無料体験版の配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、体験版は1~2人プレイに対応。7月31日まではオンライン対戦も体験できる。なお7月28日20時ごろより、体験版プレイユーザーのフィードバックを中心としたアップデートも実施されるとのことだ。
『シューフォーズ』は、UFOキャッチャーをモチーフにした1vs1の対戦アクションゲームだ。各プレイヤーは見た目や性能が異なるキャラクターから1人を選択。ステージ上でUFOを操作して、最大5ラウンドの試合をおこなう。対戦ルールは、画面上部に指定されるアイテムを奪い合い、自身のゴールまで運べば1ポイント。3ポイント先取したプレイヤーが勝者となる。
UFOの操作方法は、「移動」「ブッコワシ」「シューシュー」の3種類。「ブッコワシ」は、ステージ中央にガシャガシャと降ってくるカプセルを破壊するアクションだ。ポイントとなる画面上部の指定アイテムは直接降ってくるわけではない。多数のカプセルを破壊し、お目当てのアイテムを探し出す必要があるのだ。さらにブッコワシは、相手のUFOに当てることでしばらく操作不能に。相手を邪魔することも可能だ。一方の「シューシュー」は読んで字のごとく、UFOの下にあるモノをシューシューと吸い上げるアクションとなる。これら3つのアクションを駆使して、カプセルまで素早く移動し破壊、お目当てのアイテムを出現させシューシューと吸い込み、相手よりも先にゴールへと叩き込むのだ。
ここまででわりと単純なゲームに聞こえたかもしれないが、ステージ上のギミックが噛み合わさることで、戦略性のある熱いバトルに仕上げられている。まず各プレイヤーのゴール手前には、アイテムをゴールに運ぶ際にちょっぴりお邪魔な棒が立てられている。このお邪魔棒は、ネコ・ギター・黒電話・信号機といった指定外のアイテムをゴールに放り込むことで、自身側のお邪魔棒の高さを下げ、相手側のお邪魔棒の高さを上げることができるのだ。つまり指定外のアイテムを運ぶことで、自身に有利な状況をつくりあげることができるというわけだ。
もうひとつ注目したいギミックが、ゴール手前の黄色枠で覆われた穴だ。この穴にアイテムが落ちると、アイテムが対面するゴール近くにワープする仕組み。この仕組みを利用すれば、指定アイテムをゴール近くまで運んだ相手のUFOを直接叩き、アイテムを穴に落として自身のゴール近くにワープさせることで、カウンターを仕掛けることができるだろう。そのほか、当たってしまうと操作不能になる巨大な浮遊物や、視界が制限されるスポットライトなど、ステージ特有のギミックも用意されている。カプセルを素早く割って最速で勝負を決めるも良し。ひたすら相手の邪魔をするも良し。ステージギミックを駆使して一気に逆転を狙うも良し。自身ならではのプレイスタイルを編み出してもらいたい。
なお体験版では、3キャラ・2ステージが選べるCPU・2P対戦がプレイできる。7月31日まではオンラインのクイックマッチも体験可能だ。また、個性豊かなキャラクターたちが事件に巻き込まれる物語が楽しめる「エピソードバトル」の序盤も遊ぶことができる。製品版ではチュートリアルやランクマッチ、はくぶつかんなどのモードも実装されるようだ。
本作を開発するのは、ますだたろう氏を代表とする国内大学生クリエイターチームのブイブイラボ。本作は、東京ゲームショウやBitSummitといった数々のゲームイベントに出展。2020年におこなわれた京都eスポーツゲーム大賞では見事大賞を受賞している。カジュアルかつキュートなビジュアルながらも、白熱した試合展開が楽しめる本作体験版を1度遊んでみてはいかがだろうか。
『シューフォーズ』の無料体験版はSteamストアにて配信中。製品版は2021年リリース予定だ。