スタジオジブリ作品から影響を受けるアクションRPG『Baldo: The Guardian Owls』8月27日に配信へ。日本語対応
デベロッパーのNaps Teamは7月28日、オープンワールド・アクションRPG『Baldo: The Guardian Owls』を8月27日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch/PlayStation 4/Xbox One/Apple Arcade。本作は、当初はNintendo Switch向けの時限独占タイトルとされていたが、発売延期を経て全プラットフォームでの同時配信に変更されたようだ。
『Baldo: The Guardian Owls』は、魔法の国を舞台にするオープンワールド・アクションRPGだ。主人公は、バルドという名の少年。本作の世界では、賢者フクロウによって非情な怪物が死者の国に封じられているとされる。そして、清らかな心を持つ子が誕生すると、怪物が目覚めるとの予言が存在し、ついに現実のものとなりつつある。バルドは、謎めいた予言を解読するため不思議な国を冒険し、予言の運命を変えることを目指す。
本作の世界には、緑豊かな森から砂漠地帯、豪雪地帯、そして古代遺跡のようなダンジョンまで、さまざまな環境のエリアが存在。見知らぬ町を訪れては個性豊かなキャラクターたちと出会い、秘密の神殿を探し求め、そして敵とのバトルを繰り広げるのだ。冒険を進めるなかでは、新たな武器を獲得したり、魔法を習得したり、アイテムを収集したりといったことができるという。ルナという女の子と行動を共にすることもあるようだ。
本作のゲームプレイは、探索ありパズル要素ありという、『ゼルダの伝説』風のアクションアドベンチャーとのこと。もちろんバトルも大きな部分を占めているが、コアとなる要素はパズルやダンジョン探索になるという。そして、本作の世界には数多くの秘密が隠されている。
開発元Naps TeamのアーティストFabio Capone氏によると、本作の世界観は、スタジオジブリ作品の背景美術を数々手がけたことで知られる、男鹿和雄氏の仕事から影響を受けているとのこと。具体的な作品としては「千と千尋の神隠し」や「メアリと魔女の花」が挙げられている。また男鹿氏が関わったもの以外にも、「天空の城ラピュタ」などの宮崎駿監督の作品は、本作のビジュアルスタイルに強く影響しているという。
もともと本作は、15年以上前にプロジェクトが開始したものの一旦開発を停止。そして、手描きアニメ調の表現を可能にする技術が追いついてきた数年前のタイミングで、プロジェクトを再始動させたそうだ(Red Bull Games)。元々は昨年に発売される予定だったが、延期したのち今回あらためて配信日が決定した。
『Baldo: The Guardian Owls』は、PC(Steam)/Nintendo Switch/PS4/Xbox One/Apple Arcade向けに、8月27日配信予定。Steamのストアページによると、日本語表示にも対応するようだ。なお、コンソール版の国内リリースの有無については、現時点では不明である。