死神カラスアクション『Death’s Door』売上10万本突破。発売からわずか1週間でマイルストーン達成、死者のソウルをめぐるほろ苦いダークコメディ

デベロッパーのAcid Nerveは7月26日、『Death’s Door』の売り上げが10万本を突破したと発表した。『Death’s Door』は、死神としてリーパー協会本部に勤めるカラスを主人公とする、見下ろし型視点のアクション・アドベンチャーゲームだ。

デベロッパーのAcid Nerveは7月26日、アクション・アドベンチャーゲーム『Death’s Door』の売り上げが10万本を突破したと発表した。本作は、PC(Steam/Microsoft Store)/Xbox Series X|S/Xbox One向けに今年7月20日に配信。それからわずか1週間で、大きなマイルストーンを達成した。
 

 
『Death’s Door』は、死神としてリーパー協会本部に勤めるカラスを主人公とする、見下ろし型視点のアクション・アドベンチャーゲームだ。カラスは、本部に召喚された扉をくぐり、死者のソウルを刈り取る仕事をこなす毎日だったが、あるとき担当するソウルが何者かに盗まれてしまう。仕事を完了して扉を閉じなければ、リーパーであるカラスも不死身ではなくなり歳も取る。いずれ死を迎える状況に置かれたカラスは、ソウルを追って手つかずの領域へと向かう。

本作にてプレイヤーは、扉の向こうに広がる不思議な世界を冒険。複数の異なる環境を探索しながら、現れるさまざまな敵に立ち向かう。武器には剣などの近接武器や、弓矢や魔法といった遠距離武器が存在し、ゲームを進めるなかで新たな装備を入手できる。倒した敵から獲得したソウルをリーパー協会本部に持ち帰ることで、武器の攻撃力や俊敏性などをアップグレードすることが可能だ。
 

 

 
ゲームスタイルとしては初期の『ゼルダの伝説』に近く、マップ内には探索要素やパズル要素も存在。また、新たなアビリティを入手することで行動可能範囲が広がり、序盤のマップの新たなエリアにも到達できるようになる。開発元Acid Nerveは、高難易度ボスバトルゲーム『Titan Souls』を手がけたことでも知られ、強大なボスとの迫力あるバトルも魅力。さらに個性豊かなNPCたちとの出会いもあり、ユーモアのある会話を通じて、物悲しさが感じられる物語が展開していく。

本作は、レビュー集積サイトMetacriticにてPC版が86、Xbox版が89というメタスコアを獲得するなど高い評価を得ている。また、Steamのユーザーレビューでも「非常に好評」となっている。ユニークな世界観や重厚な物語、そしてさまざまな作品から取り入れた各ゲーム要素を上手く昇華し、手応えのあるゲームプレイを実現していることなどが評価されたようだ。まだ発売から1週間であり、評判が評判を呼んで、さらに売り上げを伸ばしていくことになるかもしれない。
 

 
『Death’s Door』は、PC(Steam/Microsoft Store)/Xbox Series X|S/Xbox One向けに配信中。日本語表示にも対応している。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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