リメイク版『Dead Space』では、オリジナル版にて収録を断念した要素を追加へ。開発者が明かす

Electronic Artsは7月23日、『Dead Space』リメイク版を発表した。そのなかでは、オリジナル版とは異なるコンテンツの導入も計画しているようだ。

Electronic Artsは7月23日、オンラインイベントEA Play Live 2021にて、『Dead Space』リメイク版を発表した。本作についてEAは、リマスターではなく、すべてをいちから作り直したリメイクであることを強調。そのなかでは、オリジナル版とは異なるコンテンツの導入も計画しているようだ。海外メディアIGNが報じている。


『Dead Space』は、2008年にPC/PS3/Xbox 360向けに発売されたサバイバルホラーTPS。エンジニアである主人公のアイザックは、宇宙船USG Ishimuraを舞台に、生き残りをかけてアンデッドのモンスターと戦う。激しいゴア表現が特徴のひとつとなっており、オリジナル版の国内発売は当時見送られた。

今回発表されたリメイク版は、『Star Wars:スコードロン』などを手がけたMotive Studioが開発を担当。ファン人気の高いオリジナル版がもっていた空気感を大事にしながら、DICEのFrostbiteエンジンを用いて、ゲームプレイやストーリー体験を改善させるとしている。

IGNのインタビューに答えたクリエイティブ・ディレクターRoman Campos-Oriola氏によると、開発にあたってはオリジナル版のすべてのアセットを参照しながら、すべてをいちから作り直しているという。そして、参照したアセットの中には製品版には収録されていなかったものも存在。リメイク版では、当初計画されていたレベルデザインを採用した部分があるとのこと。同氏は例として、最初のチャプターの廊下にて、オリジナル版との違いを発見できるとしている。オリジナル版では、技術的な制約によって断念し、当初の予定から変更されたそうだ。


ストーリー面に関しては、オリジナル版に忠実であることが基本とのこと。一方で、すでに続編が存在する状態で開発することから、『Dead Space 2』での物語との繋がりを感じさせる要素を追加することを検討しているそうだ。ゲームプレイについても、『Dead Space 2』で見られた無重力パートを導入する可能性があるという。ちなみに、少額課金要素は存在しないとのこと。

Dead Space』のリメイク版は、PC/PS5/Xbox Series X|S向けに開発中。発売時期は未定である。ティザートレイラーには、CERO審査予定のマークが表示されていることから、日本での発売も計画されているようだ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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