クランクを回して遊ぶ携帯型ゲーム機「Playdate」7月30日午前2時から予約受付開始へ。価格は約2万円、日本にも発送

Panicは7月23日、携帯型ゲーム機「Playdate」を、日本時間7月30日午前2時から先行予約受付を開始すると発表した。Playdateは、74x76x9mmサイズの薄くコンパクトな筐体をもつ新型携帯型ゲーム機だ。

パブリッシャーのPanicは7月23日、携帯型ゲーム機「Playdate」を、日本時間7月30日午前2時から先行予約受付を開始すると発表した。価格は179ドル(約2万円・送料別途)。専用の保護カバー「Playdate Cover」も同時に予約開始し、こちらは29ドル(約3200円)となる。

Playdateを充電できるBluetoothスピーカー「Playdate Stereo Dock」(画像右)の予約開始時期は後日発表


Playdateは、74x76x9mmサイズの薄くコンパクトな筐体をもつ新型携帯型ゲーム機だ。ディスプレイは2.7インチのモノクロで、バックライトは備えていないが、高コントラストで見やすい超高反射型液晶とのこと。そして操作系には、十字キーやABボタンなどに加え、筐体横にクランクを搭載することが大きな特徴である。前後にグルグル回すことができ、アナログ入力として機能。ゲームによっては、クランクをさまざまなかたちで活用し、独自のゲーム体験を提供する。

対応ゲームは、シーズンとして毎週2本のゲームを配信する形式を採用し、製品を購入するとシーズン1のゲーム計24タイトルを入手可能。『塊魂』の生みの親である高橋慶太氏が手がける『Crankin’s Time Travel Adventure』や、『Getting Over It with Bennett Foddy』などで知られるBennett Foddy氏の『Zipper』などが含まれる。シーズンの途中には、何らかのサプライズも用意されているそうだ。

またシーズン1に含まれるかどうかは不明だが、『Papers, Please』『Return of the Obra Dinn』の開発者Lucas Pope氏の参加も決定している。シーズン形式以外のかたちでのゲーム配信も計画されているという。


Playdateに向けては、ユーザーが独自にゲームを開発できるよう「Playdate SDK」が提供予定。LuaおよびC言語を利用して開発でき、またビットマップフォントエディタ「Caps」や、Webブラウザベースのゲームエディタ「Pulp」といった開発環境も無料で提供される。完成したゲームは、Playdateにサイドローディングしてプレイ可能。開発者は、自らの作品を好きな方法で販売できるという。また、Playdate公式の配布ルートに乗せる方法についても検討中とのこと。

Playdateの先行予約受付は、日本時間7月30日午前2時から開始予定。価格は179ドル(約2万円・送料別途)で、ひとり2台まで注文可能だ。決済にはクレジットカードが必要となる。初回生産分は約2万台となっており、2021年末までに出荷予定。これを超える分は2022年に生産・出荷するとのことで、売り切れることはない。なお、日本も発送対象国に含まれている。ただし出荷時点では製品は日本語には対応せず、2022年以降のアップデートにて追加するとしている。製品の詳細は公式サイトを確認してほしい。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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