コナミ、サッカーゲームのタイトルを『ウイニングイレブン』から『eFootball』に変更。最新作を今年の秋に基本プレイ無料にて配信へ
コナミデジタルエンタテインメントは7月21日、サッカーゲーム『ウイニングイレブン』シリーズについて、今後は『eFootball』へとタイトルを変え、新作を今年の秋に配信開始すると発表した。
同社は、サッカーゲームの新プロジェクトを始動させるにあたり、Unreal Engineの表現力をベースにした、次世代のサッカーゲームエンジンを開発。フィールド上のすべての動きを再現するために、新たなアニメーションシステムを構築し、操作も見直して試行錯誤を重ねてきたという。そうして生まれた新たなサッカーゲームエンジンは、慣れ親しんだ『ウイニングイレブン』の枠に収まらないものだったと、名称変更の意図を説明している。
新作サッカーゲーム『eFootball』の対応プラットフォームはPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC/iOS/Androidで、基本プレイ無料にて提供される。ゲームプレイや遊び方を一新し、段階的にさまざまなコンテンツやモードの追加をおこなっていくとのこと。追加される一部のコンテンツやモードは、購入する必要があるそうだ。
今回公開されたロードマップによると、初秋には、FCバルセロナやFCバイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・ユナイテッドFC、アーセナルFCなど、名門クラブ9チームを使ったローカルマッチを楽しめるとのこと。PS5/PS4およびXbox Series X|S/Xbox Oneそれぞれでのクロスジェネレーションマッチにも対応する。
今年の秋にはさらに、PC/コンソール間のクロスプレイに対応し、オンラインリーグが開幕。チームビルドモードの追加や、マッチパスの導入も予告されている。マッチパスは、いわゆるバトルパスのようなシステムのことかもしれない。そして今年の冬には、モバイル版を含む全プラットフォーム間のクロスプレイをサポート。モバイル版は、ゲームコントローラーでのプレイに対応する。また、eスポーツ大会も開催されるとのこと。
新作では、1vs1の攻防に焦点を当てたゲームプレイを楽しめるとのこと。先述したサッカーゲームエンジンについては、その進化とアニメーションシステムの刷新によって、ピッチ上で選手が行う膨大な動きを一連のアニメーションとしてデータ化。その中から適切な瞬間をリアルタイムに選び出す「モーションマッチング」という技術を導入し、従来の4倍を越えるアニメーションを搭載することが可能になり、リアルな動きと高いレスポンスを実現したそうだ。
コナミは今年7月初旬に、「新サッカーコンテンツ」のオープンベータテストをPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox Oneにて実施。当時、あえて『ウイニングイレブン』の名を出さなかったのは、『eFootball』へとタイトルを変更するためだったようだ。同社は『eFootball』シリーズを、世界最大のeスポーツプラットフォームへと成長させることを掲げている。
『eFootball』は、PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC(Steam/Windows 10)/iOS/Android向けに、基本プレイ無料にて、今年の秋に配信予定。本作の続報については、8月下旬に届けられる。