『マインクラフト』最新スナップショットにて珍百景が次々と発見。新たな地形生成システムが魅せるダイナミックなパノラマ


Mojangは7月14日、『マインクラフト』にてバージョン1.18に向けた最初のスナップショット「1.18 Experimental Snapshot 1」をリリースした。「Experimental(実験的)」と題された今回のスナップショットでは、既存のゲーム内要素を大幅に変更するアップデートが多数盛りこまれている。たとえば、暗闇で出現する敵対Mobは明るさゼロのエリアでしか出現しないように。広大な洞窟での湧き潰しが楽になるなど、「洞窟と崖」に向けた最適化がおこなわれている。 

何といっても最大の変更は、地形生成に関する変更だ。これまで『マインクラフト』において特殊な地形や標高は、特定のバイオームに結びついてのみ生成されていた。しかし、1.18 Experimental Snapshot 1ではこれを分離。バイオームに紐づくことなく、自由に地形が生み出されるようになったのだ。これにより、草原や砂漠といった異なるバイオームにまたがる大きな丘陵が見られるようになった。ユーザー間では今、こうした新しいシステムにもとづく地形の探索が盛ん。海外掲示板Redditなどでは、発見された驚きの景色が多数投稿されている。 

Redditユーザー、NajtrWasTaken氏が発見したのは驚きの光景だ。まるで巨大なスプーンでえぐり取ったかのように、地面にぽっかりと穴が空いてしまっている。異世界に続くかのような大穴には地上からいくつもの滝が流れ落ちており、神秘的な光景だ。大穴のなかに降りていくと、その下には地上から見えるよりもさらなる広がりがあることが分かる。自然に生成された岩の柱がいくつも洞窟を支えており、さながら大神殿のような趣だ。ここまで大規模な地下洞窟は従来のバージョンでは見られなかった。本スナップショットの地形生成システムが生み出した、まさに奇景というべきロケーションだ。 
 

 
さらに、ユーザーJohmesoz氏は今回の新地形を活かし、新たな遊びを生み出している。装備しているのは、滑空を可能にするエリトラ。地上から狭い竪穴に飛び込むと、そのまま激突すれすれの細い洞穴を猛スピードで滑空していく。そのまま地下へ進んでいくと、景色は一気に開けて広大な地下空間に。ここでもJohmesoz氏はわざわざ岩のアーチをくぐったり、滝の隙間を通り抜けたりと、スリリングな曲芸飛行を見せている。洞穴内部にも起伏に富んだ地形が生成できるようになったことで実現した、アクロバティックな遊び方といえそうだ。 
 

 
『マインクラフト』の新たな地形生成についてはリリースされたばかりだ。現時点のスナップショットに含まれる要素は変更・削除される可能性も大きくあるとのこと。正式にバージョン1.18が配信されるころには、さらに新たな景色が見られるようになっているかもしれない。1.18 Experimental Snapshot 1は現在、『マインクラフト』公式サイトにてJava版向けに配信中。詳しい導入方法はこちらを参考にしてほしい。 

【UPDATE 2021/07/16 14:59】
McMeddon氏の投稿について、投稿された内容が同氏のカスタムマップだったため削除しました。誤解を招く内容の記述にて、大変申し訳ございません。