『マインクラフト』新スナップショットで、地形生成とMob発生のメカニズム変更。「湧き潰し」がラクになるかも


Mojangは『マインクラフト』Java版向けに、バージョン1.18に向けた最初のスナップショット「1.18 Experimental Snapshot 1」をリリースした。本スナップショットは「Experimental(実験的)」なものであり、通常のスナップショットよりも変更・削除されうる要素が多く含まれるという。 

本スナップショットでは、ワールドの高度・深度が拡張。また山岳や洞窟にも、新たなバイオームが追加される。緑豊かな洞窟・ドリップストーンの洞窟など新しい洞窟バイオームは、山の地下と内部に自然に生成されるようだ。また大きな変更点として、地形の形成や標高の変化がバイオームから独立しておこなわれるようになる。これまで『マインクラフト』における地形や高度は、特定のバイオームと結びついてのみ発生した。1.18 Experimental Snapshot 1ではこの点が大きく変更され、バイオームに紐づかずに地形が生成されることとなる。そのため、バイオームによらず森や砂漠が丘の上に形成されるケースなどが発生するようだ。 

さらに目立った変更点として、敵対Mobのスポーンに関する変更も加えられた。『マインクラフト』にはコウモリやゾンビなど、一定値以下の明るさになることでスポーンするMobが存在する。そのため暗い場所で作業したり、拠点を築いたりする場合は、松明やランタンなどを設置して「湧き潰し」することが必須であった。このスポーンのシステムが変更され、本スナップショットでは敵は完全な暗闇(明るさゼロ)でのみスポーンするようになる。そのため、光源ブロックを設置した際、その周囲で湧き潰しできる範囲が大幅に拡大される。本変更は「洞窟と崖」にて広大な洞窟のバイオームが追加されるにあたり、探索の負担を減らすために導入されるとのことだ。 
 

*YouTuberのcubfan135氏によれば、松明1本で湧き潰しをカバーできる範囲は3.25倍とのこと 

 
「1.18 Experimental Snapshot 1」をプレイするためには、公式サイトの「Download this zip file」よりzipファイルをダウンロード。ローカルの『マインクラフト』アプリケーションデータフォルダーの「version」フォルダーに解凍する。その後はランチャーで新しい起動構成を作成し、「pending 1.18_experimental-snapshot-1.zip」バージョンを選択。ゲームを開始すると、残りのファイルがダウンロードされるため、新しいワールドでプレイすれば本スナップショットを試すことができる。ただし今回のスナップショットは旧スナップショットとの互換性がなく、古いワールドを持ち越すことができないため注意が必要だ。 

『マインクラフト』バージョン1.18は2021年末にリリース予定。なおBedorock版についても、新たなバイオームなどを体験できるバージョン1.17.10がリリースされている。