戦略シミュレーションゲーム『Company of Heroes 3』発表、日本語対応。第二次世界大戦の地中海戦域にて部隊を率い戦う
セガは7月14日、戦略シミュレーションゲーム『Company of Heroes 3』を海外発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、発売日は未定。なお、Steamのストアページによると、本作は日本語表示にも対応するようだ。
『Company of Heroes 3』は、セガ傘下のデベロッパーRelic Entertainmentが手がける戦略シミュレーションゲーム『Company of Heroes』シリーズの最新作だ。前2作では、第二次世界大戦のヨーロッパ戦線や東部戦線が描かれたが、本作においては地中海の戦域へと舞台を移す。イタリアの山岳地帯や海岸付近の市街地、あるいは北アフリカの砂漠地帯などが戦場になるという。
地中海の戦域は、これまでの作品とはまた異なる地形をもっており、高低差の違いがユニットの射線(True Sight)に大きく影響。また、エリアごとに合わせた戦略が求められる。そして戦略ゲームプレイに関しては、シリーズ1作目『Company of Heroes 1』のコア要素を受け継ぎながら、新たなメカニクスを加えるかたちで開発を進めているという。これはファンからの要望でもあったとのこと。
そして進化点のひとつには、ダイナミックなマップが挙げられている。Relic Entertainmentの独自エンジンEssence Engineにより、どのロケーションであっても環境を完全に破壊可能。たとえば、要塞化した建物を敵部隊の上に崩落させたあと、新たにできた残骸を歩兵が遮蔽物として利用できるなど、新たな戦略性がもたらされる。リアルな炎や砂、煙など、ビジュアル面も向上しているそうだ。
ゲームモードには、キャンペーンモードやスカーミッシュモード、マルチプレイモードを用意。キャンペーンモードはシリーズ史上最大の規模を誇り、プレーヤーは無類の戦略の選択肢から戦術を選んで、作戦の遂行を指揮することとなる。重要な補給線を確立したら後衛を配備し、確実に進軍させるのだ。シングルプレイにおいてはFull Tactical Pause機能が利用可能で、攻撃をキューに待機させておくかたちで、簡単かつ正確に作戦を実行可能とのこと。なお、フレンドとの協力プレイも可能だ。
マルチプレイモードでは、さまざまなロケーションを舞台にする、1対1から4対4までに対応するマップを収録。ローンチ時点で、過去のシリーズ作よりも多くのマップを用意する計画とのこと。また、マップ開発においてはコミュニティのマップ制作者とも協力し、バランスのとれたゲーム体験を実現するとしている。
プレイできる陣営についても、シリーズでもっとも多い数を用意。米軍およびカナダ軍が共同で編成した第1特殊任務部隊や、英連邦に従事したグルカ兵などが登場する。アメリカ軍やドイツ軍など、過去作に登場した陣営も存在するが、その構成やメカニクスはまた異なるという。このほか、車両や武器、アビリティなどにも新規要素が導入される。
『Company of Heroes 3』は、PC(Steam)向けに開発中。発売日は未定である。なお本作においては、現在プレアルファプレビューの参加者を募集している。参加者は今後3週間にわたってシングルプレキャンペーンモードの一部を体験し、開発元にフィードバックを送るプログラムである。興味のある方は公式サイトの「PLAY NOW」をクリックし、示された手順に沿って応募しよう。