任天堂は7月8日、Nintendo Switch(有機ELモデル)を発表した。あわせて、同ハードウェアを紹介する映像を公開している。Nintendo Switch(有機ELモデル)の特徴が垣間見える内容となっているが、あるシーンが気になったというユーザーが多数いたようだ。男性が廊下でゲームをプレイするシーンである。Nintendo Lifeが報じている。
映像では、Nintendo Switchをさまざまなシチュエーションでプレイする内容となっている。まず、リビングでソファに座り携帯モードで『メトロイドドレッド』をプレイする男性が映る。野外にて携帯モードで『ゼルダの伝説 ブレス オブ ワイルド』続編をプレイする女性も映し出されている。問題は次のシーンだ。携帯モードにて『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』をプレイする男性が映し出されるのが、なぜかこの男性は“廊下”でゲームをプレイしているのだ。
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外出から帰宅したポロシャツを着た男性。カギを置いてリュックサックを降ろし、リラックスタイムの開始だ。Nintendo Switchを取り出して、ゲームを始めた。しかし、なぜかリビングにも自室にも入らず、玄関近くの廊下のベンチに座り、『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』をプレイし始めている。
同シーンには多くの反応が寄せられており、メディア編集者のChris Compendio氏は「Nintendo Switch(有機ELモデル)トレイラーにおけるもっともおかしな展開は、男が家に着くなり廊下でポケモンし始めたこと」とコメントし、2000以上のRTを獲得。「変だと思ったの自分だけじゃなかったか」「かわいそう」「もたれかかることもできない場所でゲームさせられている」といったコメントが寄せられている。
“彼”をめぐる状況の推察も始まっており、やれ家族から煙たがられているだとか、目立つ場所でゲームをプレイすることが嫁さんから嫌がられているだとか、『ポケモン』をリビングでやりづらいだとか、好き勝手想像され“シナリオ”が作られている。彼がどういう経緯で廊下にてゲームを始めることになったのか、人々も興味津々なようだ。“トイレ中”でもゲームをプレイできることを紹介しようとし、汚いものを映さないようにした結果、こうしたメタファーじみたシーンになったのではないかと推察するユーザーもいるようだ。
販促としては、十分機能しているように見える。帰ってきてすぐに、狭い場所でも、きれいな画面で、ゲームが遊べるということは伝わるだろう。任天堂はNintendo Switch本体に関するPVを作成する際には、欧米ユーザーが同ハードを外に持ち出して、さまざまな状況でプレイするシーンを映し出す手法を採用している。ややシュールなシーンが登場するのは、今に始まったことではない。とはいえ、なぜわざわざ廊下でプレイするのかという点は疑問がつきまとう。どことなく哀愁ある物語を感じさせるシーンであることから、注目を集めるに至ったのかもしれない。
Nintendo Switch(有機ELモデル)は、10月8日発売予定。液晶モニタのサイズが上がり、スピーカーが刷新されているほか、CPUやメモリは現行モデルから変更されないことが明らかになっている(関連記事)。