幻想的な世界を巡礼するパズルADV『Omno』7月29日に配信決定。不思議な杖と光を使って、生き物あふれる世界を冒険


デベロッパーのStudio Inkyfoxは7月7日、パズルアドベンチャーゲーム『Omno』を7月29日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PlayStation 4/Xbox Oneで、Xbox Game Pass向けにも提供される。なお、本作はNintendo Switch版も予定されているが、こちらは2021年内に後日配信予定だ。
 

 
『Omno』は、不思議ないにしえの世界を冒険するパズルアドベンチャーゲーム。巡礼の旅をおこなう主人公は、青々と茂る森林や、太陽照りつける砂漠、あるいは凍てつくツンドラや、雲の上に浮かぶ島々を訪れることとなる。そのなかでは、自己発見や犠牲についての時代を超えた物語が展開し、主人公の巡礼の裏に隠された真実が明らかになっていくという。

本作の世界には遺跡のような場所が点在しており、そこでパズルなどをこなしながら、先へと進む道を切り開いていく。本作のパズルの多くは光がテーマになっており、たとえばオブジェクトを動かして光の筋を特定の場所へ届けたり、主人公が手にする杖を使って光のエネルギーを移動させたりといったものがある。杖は、マップ内で発見できる光のエネルギーを貯めることが可能。それを遺跡の仕掛けに注ぎ込んだり、逆に吸い出して別の仕掛けに移したりといったかたちで、新たな展開を引き出すのだ。
 

 

 
移動に関するアクションにも杖を使用する。主人公は杖の力を利用して、一定距離のダッシュや空中ダッシュが可能。素早い移動だけでなく、プラットフォームアクションにも利用することになる。また、マップに点在するPortstoneと呼ばれる仕掛けを起動すると、視認できる範囲の遠く離れたPortstoneへと瞬時に移動可能に。徒歩では到達できない場所にも飛べるため、パズルを解くカギなどを求めてPortstoneを探すことになりそうだ。

また、旅を進めるなかでは新たなスキルをアンロック可能。杖に乗ってサーフィンするように素早く移動したり、杖にぶら下がるかたちで空を滑空したりできるようになる。こうした特殊な移動方法を使って、たとえば特定のゲートをくぐって仕掛けを起動するような場面も用意されている。
 

 
幻想的な本作の世界には、さまざまな生物が暮らしている。それらには危険はなく、主人公についてきたり手助けしてくれたりと、本作の穏やかな世界観を象徴する存在のひとつだ。新たな生物を発見するとその名が記録され、また近づくと先述した光のエネルギーを落とすこともある。まだ見ぬ生物を探して探索することも、本作の楽しみ方のひとつとなるだろう。

『Omno』は、PC(Steam)/PS4/Xbox One向けに7月29日配信予定だ。Xbox Game Pass向けにも同時提供される。また、Nintendo Switch版は年内配信予定。コンソール版の国内リリースの有無については現時点では不明だが、Steamのストアページによると、本作は日本語表示にも対応する模様。日本でも発売されることを期待したい。