コーラス・ワールドワイド合同会社は7月1日、Auroch Digitalが手がけたシミュレーションゲーム『ザ・コロニスト(The Colonists)』のPlayStation 4/Nintendo Switch/Xbox One版を、7月15日に配信すると発表した。価格は3410円(税込)。
『ザ・コロニスト』は、『Anno』や『ザ・セトラーズ』といった古典的名作から影響を受けて制作された、新天地開拓シミュレーションゲームだ。舞台となるのは21世紀中頃の世界。人類はロボット工学と人工知能技術を飛躍的に発展させ、意識を備えたロボットの開発に成功。そのロボットは、生存や居住地への人間の欲求もシミュレートできるものだった。そうしたなか、奴隷として扱われ続けることに疑問を抱いたロボットたちが出現。彼らは、“人間になる”という夢をもち、自由に生きられる環境を求めて宇宙へと飛び出した。
本作のキャンペーンモードでは、広大な入植地を作る平和的なプレイと、AI操作のロボットたちのコロニーと領地争いをおこなう軍事的なプレイに分かれた、計14種類のミッションを収録。プレイヤーは、自己複製が可能なロボットのチームをコントロールし、新天地での開拓地建設をおこなう。資源収集や作物の収穫、資源の運搬、新たな土地の発見、領地の見張りなどの仕事を通じて、自らの開拓地を発展させるのだ。
資源には木・鉄・石などがあり、魚を釣ったり農業をして作物を収穫することも可能。そうした資源は、レンガや板、パンなど便利なアイテムに変えることができる。資源から生産・生成したアイテムを使って家や工場、農場などを建設し、ロボットを住まわせたり働かせたりし、そして新たな土地を求めて遠征するのだ。また、道路や船、列車などの輸送システムによって、インフラを構築することも重要な仕事。技術研究をおこなえば、蒸気機関車から宇宙ロケットまで技術を進歩させられるという。
本作にはサンドボックスモードも収録。こちらではさまざまなゲーム設定をカスタマイズし、自由にプレイすることが可能だ。たとえば、最大のテクノロジーを得た状態でゲームを開始したり、資源を無尽蔵に利用できたり。プレイしたいシチュエーションに細かく対応できるとのこと。このほか、スピードランなど、熟練の開拓者を対象にした特別なチャレンジも多数用意される。
本作は、PC版が2018年に配信されており、これをベースにコンソールへの完全移植がおこなわれた。移植にあたっては、コントローラーでの操作に最適化し、UIも調整されている。コンソール版は、海外では今年5月に先行してリリースされており、今回ついに日本でも配信される運びとなった。
『ザ・コロニスト(The Colonists)』のPS4/Nintendo Switch/Xbox One版は、7月15日配信予定だ。Nintendo Switch版については、ニンテンドーeショップにてすでに予約受付を開始している。