「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン」4Kリマスター版国内発表。高解像度化され、HDRなどにも対応
スクウェア・エニックスは6月28日、「FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN COMPLETE(ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン コンプリート)」の4Kリマスター版を国内向けに発表した。海外向けには今年4月に発表されていたが、このたび国内でも発売されることが明かされた。
2021年9月1日よりAmazon Primeビデオにて、レンタル・購入版が独占先行配信されるほか、9月15日にブルーレイボックスが発売予定。Amazon Primeビデオの4K版はレンタルが500円、購入が2500円。HD版はレンタルが400円、購入が2000円となっている(いずれも税込価格)。ブルーレイボックス版は、4KウルトラHDブルーレイ1枚とブルーレイ1枚、そのほか小冊子を同梱し税込1万1000円で発売される予定だ。
「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン」(以下、FF7AC)は、『ファイナルファンタジーVII』(以下、FF7)をテーマとした映像作品だ。オリジナル版の『FF7』のその後が描かれる。世界を滅亡から救ったものの、いまだにその傷が癒えないクラウド。孤独に暮らしていたものの、また新たな戦いに巻き込まれていく。2005年にソニー・ピクチャーズ エンタテインメントより発売され、DVD版のほかUMD版もリリースされた。
今回発売される4Kリマスターのベースになっているのは、2009年に発売されたコンプリート版。映像の差し替えやフルハイビジョン化がおこなわれており、追加シーンなども盛り込まれたものだ。4Kリマスターにおいては、ソニーPCL株式会社が開発した高解像度化ソリューションRS+を採用。同作の魅力である映像美が現代向けに表現される。
そのほか、HDR(ハイダイナミックレンジ)に対応し、高輝度で広い色域による表現が可能になったという。サウンド面では、DOLBY ATMOSにてサウンドが全編再ミックス。対応スピーカーを所有している場合は、上下左右さまざまな角度から音を感じられるという。2K版との比較映像もYouTubeにて公開されており、そうした映像を見ると違いがわかりやすい。HDRの恩恵か、全体的に映像が明るくなっていると感じられることだろう。
前述したように、今回発売される「FF7ACコンプリート」は、オリジナル版『FF7』のその後を描いた物語。オリジナルとはまた別のかたちで展開されているゲームのリメイク版とは、直接つながりはない。とはいえ、今後ゲームのリメイク版に「FF7AC」で活躍したキャラが、姿を見せる可能性はある。4K版のリリースを記念に、改めて「FF7ACコンプリート」を視聴してみるのもいいだろう。
「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン コンプリート」4Kリマスター版は、2021年9月より発売・配信予定だ。