『Apex Legends』ヴァルキリーUltの“悲しい事故”修正について開発者が言及。アリーナのローバUlt不具合にもコメント
昨日6月25日、コレクションイベントの開催が発表された『Apex Legends』。パッチノートの公開に合わせ、ユーザーからの疑問やそれに答える開発者の交流が活発になっている。そうしたなか、現シーズンにて問題となっているバグについての修正状況も明らかになっているようだ。ここでは、開発者から回答があった不具合修正状況をピックアップしてみよう。
まず、「英雄の軌跡」にて登場したヴァルキリーにまつわる情報だ。ジェットパックを背負う彼女のアルティメットアビリティといえば、スカイハイダイブ。上空へ一気に飛び立ち、ジャンプタワーのように降下する技だ。最大の特徴は、チームメイトも一緒にフライトが可能であるということ。激戦区を回避したい際など、飛び上がることで安全に移動することが可能。チーム全体で足並みを揃えて進行したいときにうってつけの能力となっている。
しかしヴァルキリーのUltについては、ときおり悲しい“事故”も報告されているようだ。彼女のアルティメットはその性質上、頭上に障害物がある場合は発動できないようになっている。途中で引っかかってスタックしてしまうことを避けるように設計されているわけだ。しかし実装直後、リードゲームデザイナーのDaniel Zenon Klein氏よりある“弱点”が明かされた。それは、「チームメイトの頭上については検知していない」という事実だ。そのためヴァルキリーの飛行に同乗した際、仲間だけが上空の障害物に引っかかり、落下する事例が多発。そのまま地面にめり込み落下死する、という悲惨なケースが報告されるようになった。本件の修正状況について、あるユーザーはKlein氏を直撃。すると、「すでに直っていると“思う”」との回答が得られた。ただしパッチノートには記載がないため、なぜ表記されていないのか追って確認するとコメントを寄せている。
また別のレジェンドとして、ローバにまつわる不具合についても情報が明かされている。彼女といえば今シーズンより、戦術アビリティ「盗賊の相棒」の使い心地が格段に向上したことが記憶に新しい。ところが現在問題が浮上しているのは、アルティメットアビリティ「ブラックマーケット」の方である。バグが生じるのは、アリーナモードにおいて。同モードでUltを発動し、アイテムを回収しようとしても、うまく物品を取り出せないとの報告が挙がっている。
本件についてもKlein氏がコメントを寄せているものの、こちらについては調査が難航しているようだ。開発チームによれば、ブラックマーケットが機能しないバグについては再現するのが簡単ではないとのこと。そのため、原因について確証を得ることが難しいのが現状のようだ。アリーナモードではただでさえパッシブアビリティを活用できないため、Ultまで無効化されるのはローバ使いにとって手痛い損失といえる。一刻も早く解消されることを望みたいところだ。
ちなみに不具合ではないが、Klein氏からはヒューズについても言及があった。彼といえばシーズン8で登場した比較的新しいレジェンドながら、その勝率は最下位近いところで低迷していることが伝えられている(関連記事)。ヒューズについても強化が予定されているものの、パッチ9.1では実装されないはこびとなったようだ。彼のバフがもたらされる具体的な日程については、今のところ断定しがたいという。爆発おじの活躍については、今シーズンも厳しい状況が続きそうだ。
『Apex Legends』コレクションイベント「ジェネシス」は、現地時間の6月29日から7月13日まで開催予定となっている。