行商ドラゴンの資源管理シム『Dragon’s Wandering Tavern』正式発表。毎日変化する森にて資源収集しながら、仲間を集めて冒険

 

デベロッパーのWekthor Gamesは6月24日、資源管理シミュレーションゲーム『Dragon’s Wandering Tavern』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2021年第4四半期に配信予定。
 

 
『Dragon’s Wandering Tavern』は、スタジオジブリ作品から影響を受ける、ファンタジー世界を舞台にする資源管理シミュレーションゲームだ。主人公は、行商ドラゴンのDangoru。彼は、何でも収納できるChompy the Chestと呼ばれる万能バックパックを背負い、絶えず変化する魔法の森を冒険する。

本作では資源を集め、それをもとにアイテムを作りながら森に暮らすキャラクターたちと交流する。森にはさまざまな植物が自生しており、資源として入手可能。たとえば、白い光を放つ球状の花や、一緒に調理すると何でもドギツイ味に変えてしまうラベンダー、場違いなタイミングで笑い出すマッシュルームなど。採集するには、ゲージ内を動くカーソルをタイミングよく止めるミニゲームをこなす必要があるようだ。

入手した資源は、料理の食材として使うことができる。シンプルなブルーベリーパンや、眠くても数滴でベッドから飛び起きる朝露のエリクサー、よく分からない味だが腹もちは良い謎のシチューなどがあり、レシピをもとに必要な食材を鍋に投入。ドラゴンだけに火を吹いて着火し、グルグルかき混ぜるのだ。レシピも、何らかのかたちで入手する必要がある模様。また料理のほかに、ポーションの醸造も可能である。
 

 

 
森ではさまざまなキャラクターと出会い、仲間にすることができる。上述した料理は、彼らのために作るという側面があるそうだ。仲間になったキャラクターには、クエストに送り出す要素が存在するという。トレイラーでは、キツネが地中から資源を掘り出すシーンが紹介されている。プレイヤーの代わりに資源を集めてきてくれるのかもしれない。

また、資源の物々交換に応じてくれるキャラクターも登場する。資源にはそれぞれ価値が設定されており、トレイラーではニンジンのキャラクターがもつHoney Dropsひとつに対し、Dangoruが見合う価値に至るまで資源を追加している。森では、かつてこうした取引が活発におこなわれていたようで、そうした商習慣を復活させることも、本作の目的のひとつだという。
 

 
仲間を集めながら森を冒険するなかでは、迷子になったキャラクターと出会うこともあり、Shard of Elderlightと呼ばれる神秘的なアイテムを使って助けることができるとのこと。そのほか、森を癒したり再建したりすることも旅の目的となる。さらに、この森は日が昇るたびに姿を変える不思議な場所でもあり、数多くの謎が隠されている。Shard of Elderlightは、そうした謎を解き明かすためにも役立つそうだ。また、本作はローグライトゲームでもあるという。詳細は不明だが、リプレイ性の高いゲームプレイを楽しめそうである。

『Dragon’s Wandering Tavern』は、PC(Steam)向けに2021年第4四半期に配信予定だ。