『ポケモンGO』がコロナ禍の状況を受け、再び仕様変更へ。外出の動機づけを強化する調整

Nianticは6月22日、『ポケモンGO』におけるシステム仕様を変更すると発表した。外出ユーザー向けの動機付けをする調整だろう。

Nianticは6月22日、『ポケモンGO』におけるシステム仕様を変更すると発表した。『ポケモンGO』といえば、昨年新型コロナウイルス感染拡大を受け、いちはやく仕様変更に踏み切ったタイトル。世界の一部では、コロナ禍を脱し外出しやすくなっている国も存在する。そうした世界情勢の変化を受け、再び仕様変更に踏み切るようだ。


今回の発表では新しく導入される要素や、削除/変更される要素といった項目に分けられて今後のプランが紹介されている。これらの仕様はまずはアメリカとニュージーランドでテストされ、その後状況を見て世界各国に適用されていくという。

今後導入される要素:
・ジムのフォトディスクを回すことで、無料のレイドパスがふたつまで入手可能に
・移動中のお香の効果が向上
・ポケストップを回した際に、ギフトの入手が確定に(所持上限に達している時を除く)
・初めてポケストップを回した時に得られるボーナスXPが10倍に

昨年導入され、今後削除/変更される要素:
・家にいて動いていないときに付与されていたお香のボーナスが削除され、効果が通常に戻る。前述したように、動いているときにはお香の効果アップ
・相棒ポケモンが1日3回まで、最大5つのギフトを持ってきてくれていたが、それらのギフトをくれる頻度が減少する
・ポケストップやジムにアクセス可能な距離が延長されていたが、アクセス可能距離は通常に戻る。ただし、イベントや追加要素によって、その距離は変更される可能性あり

昨年導入され、今後も続けられる要素:
・お香の効果時間60分
・GOバトルリーグ参加における歩行不要
・QRコードを利用したトレーナーバトル
・ギフトの所持上限20個
・1日のギフトの開封上限30個
・1日の最初にポケモンを捕まえた際に得られるXPとほしのかけらの3倍化

仕様変更が示唆された要素:
・リモートレイドのボーナス

つまるところ、一部地域にて外出しやすくなったことを受け、在宅ユーザー向けに付与していたボーナスを一部取りやめ。同時に外出ユーザー向けの動機付けをする調整だろう。 Nianticは対象の国の状況にあわせて、同仕様を導入していくとしている。ロックダウン中にもかかわらず、在宅ボーナスが廃止される……といったことはおそらく発生しないだろう。日本もいちはやく、外出ボーナス適用対象国に入るような状況になることを祈りたい。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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