小人の広大オープンワールド『SMALLAND』日本語対応でリリースへ。マルチプレイ対応で、みんなで拠点を作り虫退治
パブリッシャーのMerge Gamesは、現在開発中の『SMALLAND』について、日本語に対応することを弊誌向けに明かした。ストアページでは日本語インターフェースにチェックマークが入っており、公式に日本語対応について言明されたかたちである。
『SMALLAND』は、小人となり大自然を冒険するオープンワールド・アクションゲームである。舞台となるのは、自然豊かな場所。空気は澄んでおり、木は生い茂り、美しい水が流れている。プレイヤーはそんな場所で生ける「小人」だ。広がる自然を小人として探索していく。存在するものはすべて小人からの目線で描かれる。普段の人間の暮らしではなんでもないものも、小人からすると危険。知恵と判断をもって、大自然を生き抜こう。
2017年に正式発表され開発が進められている本作であるが、最近になり情報公開が活発になっている。たとえば、6月17日にはE3にあわせて初となるゲームプレイトレイラーが公開された。同映像では、ゲーム内容が垣間見える。冒頭ではプレイヤーらしき人物が、昆虫がもつような羽を身に着けている。昆虫と戦うシーンも映されており、クモやハチと戦う場面もちらり。一方で昆虫はすべてが敵とは限らぬようで、バッタやトカゲ、トンボにまたがりフィールドを移動するシーンも映し出されている。協力し信頼を得ることで、虫や動物を味方につけることもできるそうだ。
本作にはクラフトや建設の要素も導入されており、トレイラーではクラフトされたさまざまな防具が紹介されている。また拠点をつくる要素も映されており、木で基地を作るシーンも。同シーンでは拠点に雪が積もっているが、これは実装が明言されている動的な天候によるものだろう。本作では、天候や季節が常に変化していくという。そうした状況に耐えうる拠点づくりが必要になりそうだ。
またトレイラーでも複数人のプレイヤーが行動していることからわかるように、本作はマルチプレイに対応している。協力して拠点を建てたり、冒険をしたり、あるいは昆虫と戦うことも本作の醍醐味のようだ。早期アクセス配信開始時点では、基本的にこうしたマルチプレイはPvE要素がメインとなっているが、将来的なPvPコンテンツの導入も検討されている。ソロプレイももちろん可能とのこと。
『SMALLAND』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに早期アクセス配信予定。早期アクセス期間は半年から1年が予定されており、開発を進めることでゲームの世界を拡張していき、最終的には奥深さやマップサイズの面で本作を大作にしたいと語られている。