実写スリラーADV『Night Book』発表。リモート通話から狂気の世界へ陥る、インタラクティブ・ホラームービー
Wales Interactiveは6月16日、FMVアドベンチャー『Night Book』を発表した。対応プラットフォームはPC/Mac(Steam)、海外PS5/PS4/Xbox One/Nintendo Switch/iOS。2021年7月のリリースを予定している。
『Night Book』は実写ドラマにて展開する、インタラクティブ・ムービーだ。主人公はLoralynという名の女性。彼女は、自宅からリモートにて働いており、英語とフランス語の通訳を生業としている。お腹のなかには赤ん坊を宿しており、夫は遠く離れて勤務中。また、精神的に不安定な自身の父親のケアを続けている。家族の紐帯と安全を保つため、懸命に努めるLoralyn。しかし彼女はあるとき古物商の取引の電話を通訳することに。そのなかでLoralynは、とある古代の書物を読み解くことに。それは、彼女の家に悪魔を呼び出す呪われた古文書だった。通話を経てから、徐々にLoralynの周囲では奇妙な出来事が生じはじめる。
ゲームにてプレイヤーは、LoralynのPC画面をそのまま見ることとなる。PCには常にビデオチャット画面や、自宅内の監視カメラの映像が映し出されている。プレイヤーはそうした映像から、Loralynの感情を読み取ったり、寝室に引きこもっている父親の様子を覗き見たりするのだ。またゲーム内では、PCのメール通知が届いたり、会話における選択肢を選んだりする場面が訪れる。制限時間内に選択肢をセレクトしていくことで、その後の展開が分岐していくのだ。
本作は新型コロナウイルスによるロックダウンの期間中、パリ・ロンドン・バーミンガム・カーディフといった、フランス・英国各地にて各シーンが収録された。その間、俳優・女優はそれぞれのメイキャップや、ライティングなどを各自担当したそうだ。主役陣としてはドラマ「Avenue 5」に出演したJulie Dray氏や、映画「バイオハザード」にも出演したColin Salmon氏らが座組を固めている。
『Night Book』は2021年7月、PC/Mac(Steam)、海外PS5/PS4/Xbox One/Nintendo Switch/iOSにて配信を予定している。また現在、デモバージョンがSteamにてプレイ可能。徐々に狂気の世界へ陥るLoralynの物語の序章を体験することが可能だ。