立体ドット絵RPG『SacriFire』発表。『ゼノギアス』などから影響を受けるダークファンタジー、桜庭統氏が楽曲提供


ポーランドのゲームスタジオPixelated Milkは6月14日、『SacriFire』を発表した。対応プラットフォームはPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch /PC(Steam/GOG.com/Epic Gamesストア)。2022年のリリースを予定している。


『SacriFire』は、90年代の日本作品から影響を受けて作られているRPGだ。舞台となるのはファンタジー世界。世界には悪魔がのさばっており、人々は悪魔から逃れるため地下都市Antiochに身を寄せていた。主人公となるのは、教会に仕える戦士Ezekiel Ridan。Antiochにて悪魔から人々を守るために日々奮闘しているが、あることをきっかけに大きな陰謀に巻き込まれていく。暗澹な地下都市Antioch と、美しき精神世界Erebusを行き来しながら、世界に隠された謎に迫るのだ。

本作の戦闘は、基本的にはターンベースで進行。しかしプレイヤーに対し、飽きさせない工夫が込められているという。たとえば、敵に対して部位攻撃システムが採用されている点があげられる。本作では敵を攻撃するにあたっては、部位を指定することが可能。部位にダメージを与えることで、一部機能不全を誘うことができる。ただし弱点と設定された部位は、攻撃すると反撃を受けやすいので、狙う部位については注意が必要だ。


またEzekielが携えるガントレットDIVOSは、さまざまな武器に変形させることができる。主人公が成長するにあたり、さまざまな種類の武器が使用可能となるそうだ。装備そのものをアップグレードさせることも可能である。そのほか、攻撃コマンドをつなげることでチェーンコンボを決められるシステムが用意されるなど、単純なコマンド連打の戦闘にならないように、工夫されているとのこと。

『SacriFire』では、開発者らがかつて親しんだ『ベイグラントストーリー』や『ゼノギアス』といった作品を参考にしつつ、ストーリーやシステム面、快適さの面で現代的なエッセンスを取り入れているという。90年代のRPGへの“尊敬と破壊“が込められているといい、なかなかにハードな物語が展開されそうだ。ドット絵と3Dフィールドを組み合わせたグラフィックも目を引く。なお本作の楽曲制作には、『テイルズオブ』シリーズなどの音楽づくりに携わってきた桜庭統氏が参加しているそうだ。

開発元はこれまでにも『Regalia』などJRPGスタイルのゲームを制作してきた。過去作の制作で得たゲームづくりのノウハウは、今作にも生かされているとのこと。Pixelated Milkは現在Kickstarterにて『SacriFire』の開発資金を募っている。本作に興味を持った方は、支援を検討してみるのもいいだろう。『SacriFire』は、PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S//Nintendo Switch/ PC(Steam/GOG.com/Epic Gamesストア)向けに、2022年発売予定だ。