米国のインディースタジオSka Studiosは6月11日、『Salt and Sacrifice』を発表した。本作は2Dソウルライクアクションゲーム『Salt and Sanctuary』開発元による新作。対応プラットフォームはPC/PS4/PS5で、リリース時期は2022年初頭となっている。価格は19.99ドル(約2200円)となるようだ。
『Salt and Sacrifice』は、『Salt and Sanctuary』開発陣が新たに贈る、2Dハードコア・アクションRPGだ。舞台となるのは、邪悪な魔術師に支配されたアルターストーン王国。ここで罪を犯したものは死刑、もしくは魔術師を討伐するための兵役に遣わされる。ほとんどの犯罪者は死刑を選ぶが、一部の勇敢なものたちは魔術師に立ち向かう道を選ぶという。マークド・インクィジターと呼ばれる彼らは、魔術師を狩り、その心臓を食らうことで王国を守る存在。プレイヤーはマークド・インクィジターとして、過酷な局面を乗り越えていく。
本作にて操作するマークド・インクィジターについて、まずプレイヤーは8つのクラスの中から1つを選択することになるという。Paladin(騎士)やAssassin(暗殺者)、Cleric(聖職者)など、それぞれ戦闘スタイルが異なるようだ。ゲームプレイついては、前作『Salt and Sanctuary』と同様に拠点が存在するようで、そこから不気味な村や墓廟、沼地の王国など、過酷なエリアの数々に立ち向かう。また、道中では20以上の凶悪な魔術師たちが待ち受けているようだ。
魔術師を狩ることで、プレイヤーはルニックアートと呼ばれる遺物を獲得できる。これを使用することで、さまざまな装備を作成可能。また、マップ内には強力な近接武器や射撃武器、防御力に優れた鎧やお守りなどが隠されているといい、それらを発見・取得することでも装備を整えられるようだ。そのほか、キャラクターの外見を変えることも可能だという。
前作『Salt and Sanctuary』とのもっとも大きな違いとして、新作となる『Salt and Sacrifice』にはオンラインでの協力プレイが実装されるようだ(ローカル協力も可能)。また、協力したプレイヤーとはゲームの進捗状況を共有できるという。
さらに召喚システムも導入され、道中ではオンラインプレイヤーをランダムで呼び出し、ともに探索を進めたり、ボス戦で共闘したりできるとのこと。くわえて、マルチプレイにおいては派閥への参加要素もあるようで、協調性を重んじる「Dawnlight Order」やプレイヤーを殺す「Shroud Alliance」といった過激なグループも用意されているという。
本作の開発元Ska Studiosは、2016年に『Salt and Sanctuary』をリリース。その後、同作は特徴的な手書き風グラフィックや歯ごたえのあるゲーム内容が評価され、2017年には売り上げ10万本を突破。2DソウルライクアクションRPGとして大きくヒットした作品となった。新作となる『Salt and Sacrifice』においても前作のエッセンスは取り込まれているようで、本作もまた手書き風グラフィックを採用。また、敵としては魔術師のほか、スカンジナビアの民話から着想を得たモンスターが100種類以上登場するとのことで、前作同様に一筋縄ではいかない敵・エリアの数々が待ち受けているのだろう。
『Salt and Sacrifice』は、PC/PS4/PS5向けに2022年初頭リリース予定。