『Apex Legends』マッチメイキング不具合は今月末に修正かも。悲しき“事故ぼっち出撃”は回避できるのか


Apex Legends』におけるマッチメイキングの不具合が、早ければ今月末に修正されるかもしれない。開発者によるRedditへの書き込みにて示唆されている。『Apex Legends』では、今年3月よりマッチメイキングに大きな変化がもたらされた。「メンバー補充なしマッチメイキング」の実装により、フルパーティでない場合の出撃時にメンバーを補充するかどうかが選べるようになったのだ。 

「補充あり」に設定すれば野良プレイヤー同士をマッチングしてフルスクワッドで出撃できる一方、「補充なし」に設定すれば1人ぼっちでも出撃が可能に。ソロプレイのまま試合に参加することができるようになったのだ。開発チームは、あくまで『Apex Legends』の本分はチームプレイにあるとしつつも、特定のチャレンジに集中して挑戦したい場合や、気楽なウォーミングアップに活用できる選択肢として本機能を実装したという。 

ただし本機能について、実装以降は問題点が指摘されてきた。今年5月の開発者によるRedditの質疑応答(AMA)スレッドにて、あるユーザーは、(補充ありにしている場合でも)しばしばマッチング相手が見つからず、ソロで出撃させられてしまう問題について言及。特に二人一組で出撃するはずのデュオモードはほとんど一人で出撃させられるケースが多く、まともに遊べない状態にあると指摘した。 
 

 
同問題については、ゲームディレクターのChad Grenier氏がコメント。解決に向けて動いているとコメントした。開発チームによれば、「フルパーティでない状態で出撃させられる」問題は、先述の「メンバー補充なしマッチメイキング」の実装およびアリーナモードの登場以降、目立った問題として浮上したという。確認された問題の多くはすでに解決されているものの、可能な限り速やかにバックエンドでの改修を続けていくとしていた。 

こうしたGrenier氏の説明があったにもかかわらず、『Apex Legends』ではマッチング不具合に対する不満がくすぶり続けている。あるユーザーは、Redditにおけるフリートークスレッドでマッチメイキング不具合の話題がきわめて多くを占めていることを指摘。開発者に、改めて状況の改善を訴えた。そこで反応を返したのが、コミュニティ・コミュニケーションディレクターを務めるRyan K. Rigney氏である。 

Rigney氏は、チームがパッチ9.1での改善に向け動いているとコメント。今月末のリリースを目標にしているという。同氏によれば、マッチメイキングの問題は単一の原因から生じているわけではなく、必ずしも「メンバー補充なしマッチメイキング」だけに起因しているわけではないという。開発チームとしても非常に苛立たしい問題であると苦労をにじませ、問題解決に時間を要しすぎているともコメント。とはいえ、次回パッチでは何らかの対応ができるはずだと言葉を寄せている。 
 

 
チームプレイが最重要視される『Apex Legends』だけに、フルスクワッドでない状態で出撃させられてしまうの深刻な問題といえる。なかなか解決の難しい課題ではあるようだが、早期の対策が講じられることを期待したいところだ。