Tripwire Interactiveは6月9日、『Chivalry 2』を配信開始した。対応プラットフォームはPlayStation 4/PlayStation 5/Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Epic Gamesストア)となっている。ただしローンチに際していくつか問題が発生しているようだ。日本を含むアジア地域では、「PS4&PS5のセット売りにもかかわらず、PS5から購入した場合PS4版を受け取れない」との不具合が発生。 PS5版は現在は予約が停止され、返金がおこなわれている。6月10日午前0時より、再販される見込みである。そのほか、特典アイテムが受け取れない不具合も確認されているようだ。
『Chivalry 2』は中世の架空の王国を舞台とした一人称/三人称視点のマルチプレイヤースラッシャーゲーム。王国軍であるアガサ騎士団と反乱軍のメイソン兵団が広大な戦場でぶつかり合う。最大64人のマルチプレイに対応しており、大規模な攻城戦を体験可能だ。ゲームモードとしては攻撃と防衛に分かれて戦うチームオブジェクティブやチームデスマッチ、フリーフォーオール、そしてデュエルが用意されている。
本来『Chivalry 2』のPS5版を予約すると、PS4版もセットで付属することになっている。しかし日本含むアジア地域では、不具合によってPS5版予約購入者がPS4版の『Chivalry 2』をダウンロードできない問題が起きていた。 販売元Tripwire Interactiveは6月8日、アジア地域でのすべてのPS5版での予約をキャンセルし、返金をおこなっている。なお、PS4版の予約については問題ないとのこと。
また初回封入特典やSpecial Editionに付属するはずのアイテムが付与されないという不具合も発生しているようだ。予約購入者は初回封入特典「王家のツヴァイヘンダー」が、Special Edition購入者はアーマーや武器、ゲーム内通貨が付与されることになっている。これらのアイテムが得られない不具合について、『Chivalry 2』公式Twitterアカウントは、調査中と伝えている。アイテムが付与されない方はアンケートの質問に回答して、調査に協力してほしいと呼びかけている。英語のみではあるが、Twitterのリンクから回答可能だ。
また『Chivalry 2』が6月9日の0時にローンチされてから1時間ほど、ログインエラーも発生していた。現在はログインエラーは解決したとのこと。またログインに成功しても、マッチメイキングに失敗する不具合が発生していたが、こちらも解決したようだ。現在はゲームへのログインや、マッチメイキングは問題なくできるはずだ。
ログインやマッチメイキングでエラーが発生していたのは、どうやらプレイヤーが多すぎたことが原因のようだ。『Chivalry 2』公式はTwitterにて、「ゲームを起動したプレイヤー数は、私たちがもっとも高く見積もった想定値をも超えていました」と述べている。配信を待っていたプレイヤーがサーバーに殺到していたのだろう。
オンラインゲームのローンチ初日は、マッチングやサーバー関連の問題は往々にしてある。小規模なスタジオが開発したゲームを、多くの人が楽しみにしていた証左といえるかもしれない。とはいえ、アイテムが受け取れない不具合はまだ調査中の段階。特典アイテムの受け取りはもう少し待つ必要がある。早急な解決を期待したいところだ。
『Chivalry 2』の対応プラットフォームは、PlayStation 4/PlayStation 5/Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Epic Gamesストア)。各種コンソール向けの国内パッケージ版は、6月24日発売予定だ。