Epic Gamesは6月3日、PC版『フォートナイト』のビジュアルアップデートを6月8日のチャプター2シーズン7(v17.00)開幕と同時におこなうことを発表した。システム要件を満たすPCでグラフィック設定を「最高」にすることで、改良されたエフェクトやポストプロセス、影品質でプレイできる。
ビジュアルアップデートによって、PC版『フォートナイト』のグラフィック設定も変化する。「最高」設定で最適なパフォーマンスで動作するために、より高いPCスペックが要求されるようになるのだ。またチャプター2シーズン7(v17.00)の「高」設定は、いままでの「最高」設定と同じグラフィック品質に引き上げられる。これまで「高」設定で遊んでいた場合は、使用していたPCによってフレームレートなどに影響がおきるかもしれない。ただし「低」と「中」設定、レンダリングモードのグラフィックパフォーマンスは、v17.00からも変更はない。
グラフィックアップデートではさらに、ストームや雲のエフェクト、煙や液体のシミュレーションが改善されるとのこと。爆発エフェクトも改善されるという。光のシミュレーションもより美しくなる。ブルームやレンズフレアなどのポストプロセス機能の効果、そして影品質もまた向上するようだ。
今回の「最高」設定の引き上げでは、次世代コンソールに先だって実装された改善内容が、PC版でも実装されるようだ。2020年に次世代コンソール版の『フォートナイト』が登場。その際ロード時間の短縮や4K60fpsへの対応と同時に、ビジュアルエフェクトの改善もおこなわれた。迫りくるストームの境界が見やすく、焚火の炎やロケットランチャーの爆発はより派手になった。湖に入ると波紋が広がるなど変更は多岐にわたる。これらの進化したビジュアルをPC版でも楽しめるようになるのだろう。
「最高」設定の変更はバトルロイヤルとクリエイティブの両モードに適用される。さらに「最高」設定が更新されたことで、クオリティプリセット「最高」の要件が追加された。クオリティプリセット「最高」向け要件は以下のとおり。
・NVIDIA GTX 1080、AMD Radeon RX 5700 XTまたは同等のGPU
・4 GB VRAM以上
・Intel Core i7-8700、AMD Ryzen 7 3700xまたは同等のCPU
・RAM 16GB 以上
・NVMe SSD
・Windows 10 64-bit
また「最高」設定のビジュアル変更とは関係なく、チャプター2 シーズン7(v17.00)からの推奨GPUも「 NVIDIA GTX 660またはAMD Radeon HD 7870相当のDX11対応GPU」から「NVIDIA GTX 960、AMD R9 280、または同等のDX11 GPU」へと変更される。さらに推奨OSから、Windows7/8 64-bitの記述が削除される。ただしこれらのOSでも、引き続き快適なパフォーマンスでゲームは動作するとのこと。最小システム要件はこれまでと変化はない。
推奨要件
・NVIDIA GTX 960、AMD R9 280、または同等のDX11対応GPU
・2GB VRAM
・Core i5-7300U 3.5 GHz
・8GB RAM
・Windows 10 64-bit
最小要件
・Intel HD 4000; Intel Iris Pro 5200
・Core i3-3225 3.3 GHz
・4GB RAM
・Windows 7/8/10 64-bit
『フォートナイト』チャプター2シーズン7は6月8日に開幕予定だ。