『No Man’s Sky』大型アップデート「Prisms」発表&配信。ビジュアル面を大幅刷新し、あらゆる要素がより美しく

Hello Gamesは6月2日、『No Man’s Sky』のアップデート3.5「Prisms」を発表。同日から配信開始した。ゲーム内のあらゆるグラフィック要素をオーバーホールしたとのこと。

デベロッパーのHello Gamesは6月2日、『No Man’s Sky』のアップデート3.5「Prisms」を発表。同日から配信開始した。主に本作のビジュアルをアップグレードする内容となっており、ゲーム内のあらゆるグラフィック要素をオーバーホールしたとのこと。


アップデート「Prisms」におけるビジュアルのアップグレードは、新たな技術をさまざま導入することで実現している。まず、Screen Space Reflectionにより、PC/PS5/Xbox Series X|S/Xbox One Xでプレイした際に、床などへの風景や光の映り込みを表現。Volumetric Lightingを刷新することで、空気感の演出も強化された。また視差マッピングにより、テクスチャの凹凸表現も豊かになっているという。

新たなライティングエフェクトも導入され、たとえば洞窟などの地下エリアは、よりエキゾチックに感じられるそうだ。地下探索時に使用するエクソスーツのライトも改善されたとのこと。このほか、宇宙船のコクピットや基地などで見られるガラスについても、新たなライティング技術によって光の屈折を表現。よりリアルな見た目になった。


技術的なアップグレード以外でもビジュアルの変更が実施された。たとえばハイパードライブの演出については、ビジュアルだけでなくオーディオも含め作り直したそうだ。雨の表現も改善された。また、惑星から空を見上げた際に見える星々については、数やバリエーションを大幅に増やしているという。さらに、さまざまな惑星生物にフサフサの毛が追加された。

このほか、PC版のウルトラ設定もしくはPS5/Xbox Series X|Sにてプレイした際には、惑星のディテールが向上するとのこと。なお、NVIDIA GeForce RTX 30シリーズGPUのユーザーは、DLSSが利用可能となっている。

こうしたビジュアルのアップグレードを受けて、フォトモードの改善もおこなわれた。被写界深度の設定および品質が見直されたほか、ブルーム効果の設定が追加されている。


今回のアップデートでは、ゲームプレイにおける調整も実施。まず、コンパニオンとして手懐けることができる生物の種類が大幅に増えた。ほぼすべての生物をコンパニオンにできるという。バイトビートデバイスにて作った曲は、保存してカスタムサウンドトラックとして利用したり、ほかのプレイヤーと共有可能に。また貨物船を購入した際には、既存の貨物船基地は自動的に引き継ぎと再構築がおこなわれるとのこと。

このほか、UIやQoLの改善、バグ修正なども実施されている。アップデート「Prisms」の詳細は、公式サイトのパッチノートを確認してほしい。

『No Man’s Sky』は、PC/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに販売中だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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