中世ヨーロッパ街づくりシム『Going Medieval』配信開始、日本語にも対応。暗黒時代の先を生き抜くサバイバルSLGが好調な滑り出し

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パブリッシャーThe Irregular Corporationは6月1日、街づくりシミュレーション『Going Medieval』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)。各ストアにて10%オフのセールを実施しており、Steamでは定価2570円のところ、6月9日まで10%オフの2313円で入手することが可能だ。なお、本作は日本語表示に対応している。『Going Medieval』は中世ヨーロッパを舞台とした都市建設シミュレーションゲームだ。14世紀の終わりに起きた疫病の蔓延によって、世界人口の95%が失われた暗黒の時代。プレイヤーは生き残った人々を導き、ふたたび社会を建設するのだ。 

ゲームを開始すると、まずシード値によってワールドが生成。植生や土壌、鉱物の生産量などが決められる。その後、最初の開拓者を選択。スキル値や性格などが異なる3人のキャラクターを作成し、いよいよ中世生活が開始となる。はじめは木材を使って簡素な家や倉庫を作ろう。やがて巨大な石造りの城へと拡張できるようになる。さらに本作では、地形を自由につくり変えることも可能。専用の3D地形ツールを利用することで、曲がりくねった地下洞窟から壮大な高層砦まで生み出すことができる。 
 

 
住民たちには、つねに多くの危険が迫っている。ときには外界からならず者や蛮族、狂信者が襲ってくることも。安心して休める家を用意しておくのはもちろん、いざとなれば対抗できるような武器や道具も必要。研究・作成をおこなって開拓者たちに装備させよう。執拗な襲撃者の群れに立ち向かえるように準備しておくのも、指導者の大切な役割だ。 

さらに開拓者たちの脅威は人間による襲撃だけではない。飢餓や気候・天候といった危機に襲われることもあるのだ。食糧を蓄え、住居を作り、暖かで栄養豊富な生活を送らせてあげることも重要な要素。さらに、開拓者たちの心を良好な状態に保つことも大切だ。彼らの望みや欲求が満たされないと、心の状態に影響が出てしまう。一人一人の24時間スケジュールのうち、労働時間と自由時間をバランスよく定めて過ごさせてあげよう。信仰や娯楽などの要素を用意することでも、住民の精神状態をよくすることができる。 
 

 
本作はSteamの全世界売上上位にて、6月2日18時時点で『Battlefield V』や『グランド・セフト・オートV プレミアム・エディション』を抜いてトップにランクインしている。Steam版におけるピーク時の同時接続数は約6100人を記録(Steam DB)。あまり宣伝されていない、シングルプレイ向けのインディーゲームとしては好調な滑りだしを見せたといえる。本稿執筆時点でレビュー件数は230件ながら、「非常に好評」との反響を獲得。ゲーム内容としては、キャラクターのパラメータなどの要素にSFコロニー運営シム『RimWorld』との共通点を見出すユーザーが多いようだ。ただし、ハードコアな同作と比較すると難易度はややソフトで、住民の死亡率も低め。難易度調整が可能なため、歯ごたえをユーザー側で調整しやすいという相違点もありそうだ。 

開発元Foxy Voxelは現在、今後のアップデートに向けたロードマップを公開中。商業やキャラバンといった要素が追加されるほか、臣下システムや囚人システムなど、住民の関係性を新たに構築する機能も実装。野生動物を手なずけられるようになるほか、雪の再現や着火性の付与など、よりリアリスティックな世界へと作りこまれていくようだ。
  

 
『Going Medieval』はPC向けに、Steam/Epic Gamesストア/GOG.comにて配信中だ。各ストアにて10%オフのセールを実施しており、Steamでは6月9日まで10%オフの2313円で購入できる。 

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