パブリッシャーのNo More Robotsは6月2日、オールドスクールFPS『Fashion Police Squad』を発表した。同作はフィンランドのインディーデベロッパーMopeful Gamesが開発する作品。ファッションポリスとなった主人公が、だらしない格好の市民をおしゃれにするFPSとなっている。配信時期は2022年を予定しており、対応プラットフォームはPC(Steam)。
『Fashion Police Squad』はシングルプレイ用のオールドスクールFPSだ。主人公は、イケてないファッションを取り締まる「ファッションポリス」の隊員。街では市民がだらしない服装で市中を徘徊するファッション犯罪が発生中である。だぼだぼのズボンやダサいスーツ、そして靴下とサンダルの組み合わせが街にはびこっているのだ。主人公はさまざまな武器を使って、市民をおしゃれに着せ替えていく。ピクセルアートとポリゴンで描かれた世界が特徴のユーモアの効いたFPSである。
本作はFPSなので、もちろん武器が用意されている。ただしファッションポリスが使用するのは普通の銃ではなく、ミシンなど服飾に関連したものがモチーフとなっている。こうした武器で撃たれた人はおしゃれに変身して、主人公に感謝してくれるわけだ。武器であるベルトをグラップリングフックのように使って、街を移動することも可能。
それぞれのファッション犯罪には、適切な武器を使用する必要がある。よれよれのスーツに対しては仕立て屋のミシンでサイズのあったスーツをつくり、だぼだぼのズボンはベルトを締めてあげよう。サンダルと靴下を一緒に履くタイプの犯罪には、靴下ノームなる武器が有効なようだ。無効な攻撃をした場合は敵を倒すことができず、敵の頭上のヘルスバーにバツ印が表示される。敵のタイプに合わせて武器を変更して立ち回ることが求められるのだ。
ゲーム内ではファッション犯罪を解決したり、アイテムを集めたり、路上でモクテル(ノンアルコールカクテル)を飲んだりしてファッションポリスとして活動する。またファッション犯罪者のファッションショーに参加するなど、ユーモラスな世界へ浸ることができる。さまざまな人と出会い、ファッション犯罪が街で再発した謎を突き止める物語になるようだ。ステージを攻略しつつ、ファッション産業の陰謀を突き止めよう。犯罪者で溢れ変えるステージの先には、巨大で邪悪なボスも登場するという。
『Fashion Police Squad』は2022年、PC(Steam)向けに配信予定。