サイコロジカルホラーゲーム『Luto』正式発表。うつと異界が交差する邸宅をひとりさ迷う

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Broken Bird Gamesは5月29日、一人称視点ホラーゲーム『Luto』のティザー映像を公開した。対応プラットフォームはPCおよびPlayStation(4か5かは不明)。リリース時期はアナウンスされていない。 
 

 
『Luto』は一人称視点で展開される、サイコロジカルホラーゲームだ。今回公開された映像では、薄暗い家のなかを進んでいく様子が映し出されている。しばらく回廊を進んだのち、フラッシュバックのように邸宅内を動き回るカットが挿入。邸内のロケーションは多岐にわたり、かなり大きな屋敷であることがうかがえる。明確なクリーチャーや霊的存在に襲われるような描写はないものの、うら寂しい邸宅からはいい知れぬ孤独感や恐怖が伝わってくる。 

動画の概要欄によれば、『Luto』の主人公となるのは、自身の家から出られなくなってしまった人物だという。出口を見つけるまでの過程では、プレイヤーの感覚を試す試練も待ち受けているとのこと。なお、『Luto』はスペイン語で「喪」を意味する単語。Broken Bird GamesのTwitterによれば、本作は愛する人を失った痛み、不安や憂鬱の背後に潜む暗闇への恐怖を探る、心理的恐怖の物語体験となるという。先述のティザー映像には、「うつ病」にまつわる考察の音声が同時に流されている。こちらは1959年のインタビュー映像「The Faces of Depression: A Phenomenological Approach to the Depressive Syndrome(以下、The Faces of Depression)」の音声を用いたもの。死者が落ちるとされる「地獄」を、うつ病患者が陥る状況になぞらえているようだ。これらのヒントから、『Luto』の主人公は大切な人を失い、メンタルショックに陥った人物なのかもしれない。 

また、先行して公開されていたコンセプトトレイラーでは、もう少し長く本編の様子を垣間見られる。こちらでも上述した「The Faces of Depression」の音声が使用されており、「うつ病は治療可能である」と諭す人物の声が確認できる。後半の映像はティザートレイラーと似た映像ではあるものの、突如回廊がノイズがかったモニターまみれの空間になったり、真っ赤な光が差し込んでいたり、より異界風の様相に変貌している。そして、「私は自分の家がこれほど異質に感じられたことはない」という、主人公のものらしきモノローグも表示される。 
 

 
まだ『Luto』に関しては謎が多いものの、メンタルヘルスにまつわる言及が散りばめられており、主人公の精神状態を探る物語が深く関わってくる可能性が高いだろう。『Luto』はPCおよびPlayStationプラットフォーム向けにリリースを予定している。 

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