怪しいサイコロゲーム『んこダイス』Steamで配信開始。6つの文字列を組み合わせたセンシティブワードでハイスコアを狙え

個人開発者のksym氏は5月29日、サイコロゲーム『んこダイス(NKODICE)』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。『んこダイス』は、椀の中に振った複数個のサイコロの出目で役をつくり、ハイスコアを目指すダイスゲームだ。

個人開発者のksym氏は5月29日、サイコロゲーム『んこダイス(NKODICE)』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。価格は1000円。ローンチセールとして、6月5日までは40%オフの600円で購入できる。


『んこダイス』は、椀の中に振った複数個のサイコロの出目で役をつくり、ハイスコアを目指すダイスゲームだ。“チンチロリン風のゲーム”といえば分かりやすいだろうか。本作最大の特徴となるのが、使用するサイコロだ。各面は点で1~6の数を示すのでなく、ひらがなの「お」「ち」「う」「こ」「ん」「ま」のように見える文字列が描かれている。同作は日本語非対応のため、ひらがなではないのかもしれない。

メインとなるアーケードモードはラウンド形式で進行。1ラウンドに複数個のサイコロを1回振って、計3ラウンドのスコア合計を競う。1ラウンド目は椀の中に5つのサイコロを投入する。投入後はサイコロ同士が激しくぶつかるスロー演出や、緊張感を高める和風BGMに浸りながら、すべてのサイコロが静止する時を待とう。サイコロ静止後、椀の中に残ったサイコロの出目によってスコアが算出される。


サイコロの出目には、特定ワードの組み合わせで成立する役が設けられている。たとえば「う」と「ん」と「ち」の文字列が出目にあれば“UNCHI”役が発動。「う」と「ん」と「こ」の文字列があれば“UNKO”カットインが浮かび上がる。都合上お伝え出来ないが、ほかにも数々のセンシティブなワードに対応する出目が出ることで、スタイリッシュなカットインとともに役が成立するのだ。役が成立することで、サイコロを振る回数が増えたり、次ラウンドに振れるサイコロの数が増えたりといったメリットが得られる。逆にいうと、役がまったく成立しなければ、5つのサイコロを3回振った時点でゲームが終了してしまう。ハイスコアを狙うためにも、1ラウンドに1つ以上の役を狙っていきたいところ。


そこで役を成立させる切り札となるのがナッジ(NUDGES)だ。サイコロが完全に止まる前に椀を突くことで、突いた反動でサイコロが転がり、出目を操作することができる。ハズレの出目になると思った瞬間に椀を突き、未来を変えるのだ。ちなみにサイコロの出目には、「ううう」などのゾロ目によるスコア倍率変化や、同役の連続成立によるコンボといったスコアボーナスも設けられている。アーケードモードはオンラインランキングに対応済み。全世界のプレイヤーとハイスコアを競い合える。

本作は運頼みの単純明快なゲームに見えながらも、ここぞという時にプレイヤーが介入してスコアが伸ばせる競技性を秘めている。役成立時の高揚感もなかなかのもので、特に「お」と「ん」と「ち」 と「ち」と「ん」の5文字が組み合わさる役が成立した際の高揚感は何物にも代え難い。なお本作はアーケードモード以外に、フリーロール・オートプレイモードが収録されている。高品質で描写されたサイコロが転がる様子をのんびり眺めてみるのも一興だ。

https://twitter.com/mt_kuso/status/1220205148472893440


本作を手がけたのは個人開発者であるksym氏。同氏は過去にも、本作同様のユニークなアイデアが光る作品を数々制作している。現在は、ふたりの空手家がアボカドを投げあって運勢を占う『KARATE URANAI』を開発中のようだ。謎のベールに包まれた次回作にも注目しておこう。

『んこダイス』は、Steamにて配信中だ。

Tetsuya Yoshimoto
Tetsuya Yoshimoto

ニュース担当。国内を中心に日々トレンドを探求しています。新しいものや可愛いものが好き。

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