『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』にて「通常では絶対に手に入らない宝箱」を獲得したプレイヤー現る。 その中身は
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』にて、通常のプレイでは取得できない宝物を入手したプレイヤーが現れたとして話題を呼んでいる。Nintendo Lifeなどが伝えている。
注目を集めているのは、Redditユーザーvohnandrew氏の動画だ。同氏は5月23日に、r/zelda板にてプレイ動画を投稿した。その動画内容はというと、「ゲーム内に存在はするものの、通常のプレイでは到達できない宝物のところまでいき、その中身を確認する」というもの。到達方法やその中身など、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の未知を凝縮したプレイとなっており、注目を集めたようだ。
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の世界には、無数の宝箱が存在する。それらを見つけて開けるのも、探索の楽しみのひとつだ。ただ、シーカーセンサーを強化し、宝箱の場所を探索していても、ときにその宝箱がどこにあるかわからないケースもあるだろう。実はそのなかには、宝箱が地中に埋まっているケースがあるのだ。代表的なのが、ハテノ村地下の宝箱。そのオタカラを獲得するというのが、vohnandrew氏の挑戦である。
まず、ハテノ村の地下にどうやっていくかという問題にぶちあたる。答えはグリッチである。 vohnandrew氏は盾サーフィンによる判定抜けグリッチ使うことで、床を抜けて地下世界へ潜入。そのままパラセールを広げ、地下世界を南西へと進んだ。湖近くのポイントで一度腰を降ろし、ワープマーカーをセットすることでがんばりゲージを回復。その後、アイスメーカーを駆使して滝を下るように北へ進み、大滝と対面する。この、通常では対面することのない大滝の中に、宝箱が隠されているわけだ。
シーカーセンサーの反応とミニマップを見ながら微調整。そして上を見上げて、“滝の中にある” 宝箱をマグネキャッチにて捕獲。そのままアイスメーカーの柱の上へと移動させ、みごと宝箱を開けることができた。その中身はというと……紫ルピーである。つまり50ルピー相当だ。地下世界まで潜り苦労して入手した宝箱が50ルピーということで、かなり拍子抜けかもしれない。地下に存在していたとはいえ、あくまで数ある宝箱のひとつ。くわえて通常のプレイで手に入らない宝箱なだけに、価値があるものが入っているのも困りものだ。そう考えると、50ルピーという中身も妥当かもしれない。
vohnandrew氏の挑戦は偉業と讃えられているが、実は同氏の試みはあるユーザーのプレイを参考にしたのだという。というのも、YouTubeユーザーEl Duende 05氏が、すでにこの宝箱の獲得に成功していたのだ。El Duende 05氏は、生粋の宝箱ハンター。普通に遊んでいれば獲得できない(しづらい)アイテムや宝箱をYouTubeの動画 にて特集しており、ハテノ村の宝箱も到達方法とあわせて存在が紹介されていたわけだ。vohnandrew氏の立てたスレッドにはEl Duende 05氏本人も登場。「自分の動画を参考にしてくれて嬉しい」と反応しており、なかなか微笑ましい光景だ。
El Duende 05氏の報告によると、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』では通常のプレイにて入手できない宝箱がいくつかあるという。海深くにあったり大地の中に埋まっていたり、その場所はさまざまだ。前述したように、本作にはとにかく大量の宝箱が存在する。開発チームがフィールド上に宝箱を散りばめていくうちに、誤って通常ではたどり着けない場所に置いてしまった可能性はあるだろう。そうして埋められた宝箱の存在が、プレイヤーたちが独自に編み出したグリッチの活用法によって確認され、宝箱の中身の確認にまで至っているというのも興味深い。本作を遊び続ける人たちの探究心がもたらした、研究結果のひとつだと言えそうだ。
なおTwitterユーザーの283氏は、2018年9月時点でハテノ村の”獲得できない宝箱”の中身を確認している。この宝箱の中身自体は、すでに一部のやりこみユーザーにとっては知るものだったようだ。
【UPDATE 2021/5/29 10:30】
ハテノ村の宝箱の発見時期について追記