Nintendo Switchなどに使えるゲーム機用小型キャプチャ機器「ShadowCast」国内先行予約販売開始。映像・音声をPCに取り込める


ゲーム周辺機器メーカーのHuman Thingsは5月19日、GENKIブランドにて開発したゲーム機用キャプチャデバイス「ShadowCast」について、日本での先行予約販売をクラウドファンディングサイトMakuakeにて開始した。一般販売予定価格の18%オフとなる5320円にて購入可能で、8月末までに出荷予定。

ShadowCastは、HDMI出力からの映像・音声をUSBに変換し、PCに取り込むことができるキャプチャボードだ。52x52x9mm・10gという非常にコンパクトなドングル型の製品である。Nintendo SwitchやPS5などのゲーム機を、ノートPCの画面でプレイすることを念頭に開発されており、Nintendo Switchの純正ドック背面のHDMI端子があるスペースにも収まる。また、HDMI出力があるデバイスならゲーム機以外でも利用でき、たとえばデジタルカメラをWebカメラとして活用する使い方も可能だ。

海外でのクラウドファンディング時に入手した筆者のShadowCastで、GENKI Arcadeを利用した様子


本製品はさまざまなソフトェアと組み合わせて使用可能。前述したWebカメラを利用するもののほか、「OBS(Open Broadcaster Software)」などを利用すれば、ゲームの実況配信や長時間の録画などに活用できる。また、「GENKI Arcade」と呼ばれる専用ソフトウェアがWindows/macOS/Chrome向けに無料配布中。ゲーム機などにShadowCastを接続し、そこからUSBケーブルにてPCと繋いでGENKI Arcadeを起動すれば、すぐにキャプチャした映像が表示される。

GENKI Arcadeは、基本的に取り込んだ映像を表示するだけのシンプルな機能となっている。入力は最大4Kまでに対応し、GENKI Arcade側では1080p/30fpsの高画質モードか、720p/60fpsの高フレームレートモードから選択して出力可能。さらに、起動中にはいわゆるコナミコマンドを入力することで裏設定が現れ、解像度とフレームレートは細かく調節可能だ。PCのモニタでゲームをするだけなら、GENKI Arcadeを利用すると良いだろう。


ShadowCastは、クラウドファンディングサイトMakuakeにて7月15日まで先行予約販売中。価格は、一般販売予定価格の18%オフとなる5320円で、8月末までに出荷予定。2台以上の購入でさらなる割引が適用されるプランも用意されている。詳細は販売ページを参照してほしい。