ドット絵地獄アクション『ライジングヘル』5月20日国内向けに発売へ。ヘヴィメタル吹き荒れるピクセルアートの焦土を駆け上がれ
コーラス・ワールドワイドは5月6日、縦スクロール型アクションゲーム『ライジングヘル』を5月20日に国内で発売すると発表した。対応プラットフォームはPlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switch(Xbox One版のみ5月21日発売)。定価は税込990円のところ、Xbox One/Nintendo Switch版は予約購入すると10%オフの891円にて入手できる。
『ライジングヘル』は、2019年からSteamにてPC向けに早期アクセス配信されている2Dアクションゲームだ。プレイヤーは人類の王「アロク」として、地獄の最深部からの脱出を試みることとなる。ステージは自動生成され、入るたびに姿かたちを変えていく。挑戦するごとに異なる地獄に挑み、ヘヴィメタルのサウンドとピクセルアートで彩られた魔境の踏破を目指すのだ。本作は縦に登っていくステージ構成を特徴としている。脱出するには、多段ジャンプを組み合わせたアクロバティックなアクションが肝となる。壁や床に設置された丸ノコや、強制スクロールでせり上がってくるトラップをかいくぐるのだ。不気味な虫だらけのベルゼバブの巣や、数多の魔物がうごめく冥府の穴など、過酷な環境がプレイヤーを待ち受けている。
地獄の道中では巧みなジャンプと攻撃のコンボのほか、キャラクターの能力を強化することでも行く手を切り開くことができる。攻撃力を底上げする効果や、確率で体力を回復するものなど、ポイントを消費することで有利な能力を獲得することができるのだ。キャラクター自身の強化のほか、ステージでアイテムを入手することもあり、一時的に周囲の時間を停止する宝玉などを活用できる。また新たなプレイアブルキャラクターをアンロックすることで、異なる戦略を使ってゲームを楽しむことが可能だ。そして本作ではメインのストーリーモードに加え、複数のチャレンジモードが実装されている。ランキング機能で己の技術を磨くことができる。
ダークで激しい作風の本作は、インドネシアのゲームスタジオTahoe GamesとToge Productionsが共同で制作している。このうちToge Productionsは、コーヒーをテーマとしたアドベンチャーゲーム『コーヒートーク』で知られるデベロッパーだ(関連記事)。同作はエルフやオーク、人魚などが暮らすファンタジーなアメリカで、さまざまな種族と交流する作品。一転して『ライジングヘル』は、美しいピクセルアートはそのままに、ゲーム内容や世界観をがらりと変えた意欲作となっている。Steamでは74件のレビューが寄せられ「非常に好評」との評価を受けており、日本語への対応を待ち望んでいた人もいることだろう。
『ライジングヘル』は5月20日にPlayStation 4/Nintendo Switch向けに発売予定。Xbox One向けには5月21日のリリースを予定している。なおSteamではすでにPC向けの早期アクセス配信がおこなわれている。