Respawn Entertainmentは5月5日、『Apex Legends』新シーズン「英雄の軌跡」を開始した。同シーズンでは、新レジェンドや新武器、新たなマルチプレイコンテンツなどが実装されている。一方、開幕直後から、多くのプレイヤーからサーバートラブルの報告も噴出。なお、以下の不具合については、すべて解消されたことがすでに開発元より報告されている。
新シーズン「英雄の軌跡」では、新レジェンドにヴァルキリーが登場。パッシブスキルでの空中移動を特徴とするレジェンドだ。また、新コンテンツのアリーナモードでは3v3の戦いを楽しめる。3点先取制のチームデスマッチとなっており、ラウンド開始前にはアイテムやアビリティをポイントで購入。装備を整えて試合に挑む。そのほか、高い威力を誇る中距離武器ボセックボウの追加や、各種武器・レジェンドのバランス調整などもおこなわれている。
そんな新要素が盛りだくさんな「英雄の軌跡」であるが、本日午前2時の開幕直後からサーバーが不安定な状態が続いていた。Twitter上では多くのプレイヤーからサーバートラブルの報告が挙がっており、その症状はさまざま。サーバーエラーでロビーから追い出される、そもそもタイトル画面から進まない、新レジェンドのヴァルキリーが解除できないなど。なお、これらの不具合はすべてのプラットフォームで発生していた。
そうした状況の中、プレイヤーによっては珍妙な不具合も発生。その内容は、キャラクター選択画面のレジェンドが極端なローポリゴンで表示されるというものだ。まるでビニール製の人形のような見た目になり、顔の造形や細かな装飾の描画がすべて省かれている。極限までデフォルメされたレジェンドの姿はかなり滑稽だ。この症状はレジェンドを問わず発生していたようで、特にヴァルキリーのローポリ報告がTwitter上で目立っている。
報告されていた不具合としてはほかにも、初期状態でアンロックされているレジェンドしかピックできない、プレイとクラブ以外のメニュータブ(レジェンド/ロードアウト/ストア)が選択できない、所持コインやクラフトメタルの表示が正しく表示されないといったものが確認できる。一方、開幕から時間が経つにつれて、バトルロイヤル/アリーナモードのマッチや射撃訓練場に入れたとの報告は増加。プレイヤーによって不具合の状況は異なるだろうが、中にはすんなりとマッチを開始できたプレイヤーもいたようだ。
こうしたサーバートラブルと種々の不具合について、開発元は早急に対応。新シーズン開幕直後、Respawn Entertainment はTwitter上で「可能な限りプレイヤーを早くゲームに参加させる」と報告した。それから朝方にかけて、段階的にサーバートラブルを解消。一方、レジェンドおよびスキンの選択に制限がかかる不具合や、バトルパスシステムおよびストア機能の修正には苦戦したようで、もうしばらく不具合の修正に時間がかかりそうだとコメント。それからしばらくの後、以上に挙げたすべての不具合が解消したことが報告された。
新シーズン「英雄の軌跡」は『Apex Legends』史上最大規模ともいえるアップデートがなされることもあり、楽しみにしていたプレイヤーは多いことだろう。ただ、その人数があまりにも多すぎたために今回、サーバーに多大な負荷が生じた。その結果、さまざまな不具合が多くのプレイヤーに生じてしまったのかもしれない。ただし冒頭にも述べたとおり、開発元からはサーバートラブルおよび、すべての不具合が解消されたことがすでに報告済み。波乱の幕開けとなったが、現在はすべてのプレイヤーが新シーズンを存分に楽しめるようになっている。新要素や強化の加わったハボックなど、連休最終日は「英雄の軌跡」の進化を味わってみるといいだろう。