セガ、個人ユーザー向けの「ゲーム映像利用に関するガイドライン」を公開。動画投稿サイトでの収益化を認める

セガは4月26日、同社のゲームに関する「ゲーム映像利用に関するガイドライン」を制定・公開した。今回個人ユーザー向けのガイドラインを制定したとのこと。

株式会社セガは4月26日、同社のゲームに関する「ゲーム映像利用に関するガイドライン」を制定・公開した。

同社は、近年はゲーム機器の動画配信サポート機能や、PC・モバイル端末を通じた配信プラットフォームの活用により、ゲーム実況などの動画配信を個人でも気軽に楽しめるようになったとコメント。そしてそうした動画の活用を、より多くの方々に同社のゲームを知ってもらい、さらに親しんでもらう機会ととらえて後押しすべく、今回個人ユーザー向けのガイドラインを制定したとのこと。

ガイドラインでは、ユーザーの個人的かつ非営利目的のブログ・ホームページ・SNS、もしくは動画投稿サイトに、セガのゲームのプレイ動画を投稿できると規定。動画を商用・営利目的に利用することはできないが、YouTubeやTwitchなどの動画投稿サイトが正式に提供するパートナー機能などを使用して収益化することは可能だ。

イベントシーンなどストーリーの核心にあたる内容を配信する際には、「ネタバレあり」などの記載をおこない視聴者に事前に提示することを求めている。また、実況やコメントなどの新たな要素が含まれない動画や、ゲーム内の一部要素(映像・音楽・音声・デザインなど)を分割して個別に投稿すること、セガのゲームと無関係な動画に編集して投稿することは遠慮してほしいとのこと。ただし、ゲーム機本体やゲームソフトの機能を利用して投稿する際はこの限りではない。

チート行為や不正アクセスの手段を説明あるいは助長するような動画、ゲーム内部の非公開データの公開を目的とする動画、あるいは差別的表現や差別を助長する表現、誹謗中傷を含む動画などの投稿は禁止である。第三者の権利を侵害することや、ゲームの内容を正しく把握することを妨げる過度な編集や加工も不可とされている。公式発売日前のゲームコンテンツの投稿や、その他の不正な情報開示も禁止だ。


なお個別のタイトルについて、本ガイドラインとは異なる独自の規約やルールを制定している場合は、その個別ルールを遵守してほしいとのこと。配信前には公式サイトを確認した方がよいだろう。また、アトラスなどセガのグループ会社や、Creative Assemblyなどの海外グループ会社、セガが流通を担当しているセガパートナーズのタイトルに関しては、ガイドラインの対象に含まれないことは注意したい。このほか、法人がビジネス目的で動画を使用したい場合は、個別に同社に連絡する必要がある。その他詳細はガイドラインページを確認してほしい。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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