デベロッパーのMotion Twin/Evil Empireは4月23日、ローグヴァニア・アクションゲーム『Dead Cells』の最新アップデート「Whack-a-Mole Update」を、Nintendo Switch/PlayStation 4/Xbox One版向けに配信した。PC版向けには3月に配信されており、これですべてのプラットフォームに提供されたかたちだ。
今回のアップデートでは、まず重量級の近接武器が3種類追加された。巨大な斧の「Oven Axe」は、コンボの最終ヒットからさらにコンボを継続できる特徴をもつ。大きな棍棒のような「Toothpick」は、通常攻撃のほか溜め攻撃も可能。ただし、溜め攻撃後には武器が壊れてしまい、一定時間弱体化する。そして文字どおりの墓石である「Tombstone」は、コンボの最終ヒット時に周囲の敵にもダメージを与える効果がある。そこからさらに敵を倒せば、連続3回まで効果が発動する。
パッシブスキルである変異も3種類追加。「No Mercy」は、敵が体力15%を切った時点で即死する効果をもち、ボスに対しても体力7.5%を切ると発動する。「Point Blank」は、近距離の敵への遠距離武器攻撃にダメージボーナスを付加。「Barbed Tips」では、射った矢が刺さった敵に継続ダメージを与える。これらの変異は、コミュニティからの要望により実装されたそうだ。
また最高難易度(BC5)でのプレイ時に、新たなNPCとして「Collector’s intern」が登場するようになった。本作では、ステージ間に現れる「収集者」と呼ばれるNPCに、道中で入手した設計図と消費アイテムを渡すことで武器や変異などをアンロック可能。ただ最高難易度においては、物語やステージ構成の関係でいつもの場所に収集者が現れない。そこで、代わってアンロック作業を担当する“見習い収集者”が追加された格好だ。役割は変わらないが、収集者との関係などどういったキャラクターなのか気になる存在である。
このほか、バランス調整やUI・QoLの改善、バグ修正なども実施。バランス調整においては、たとえばレジェンダリー装備品はアイテムレベルを引き上げるのではなく、暴虐・戦術・生存のうち上位2つのステータスをもとに性能が決定されるよう変更。QoLの改善では、ボタン長押しで連続して攻撃できるアクセシビリティ設定が追加されている。アップデートの詳細はパッチノートを確認してほしい。
なお、現在アナログスティックの感度が異常に高くなる現象が一部で発生しているとのこと。開発元が調査にあたっているが、当面はコントローラー設定にてデッドゾーンを調整することで対処できるそうだ。
『Dead Cells』は、PC/Nintendo Switch/PS4/Xbox One向けに配信中。