PC版『Fallout 4』にて、大自然を感じられるModが配布中だ。その名も「Commonwealth Landscape Overhaul」。本Modを導入することで、マップ内の至るところに新たな木が追加される。その数、なんと約1万本。荒廃した世界を緑豊かな大地に変化させる、木にこだわった大規模オーバーホールModというわけだ。
「Commonwealth Landscape Overhaul」は、Mod開発者のOynlen氏により制作されたオーバーホールModだ。先日よりNexus Modsにて配布されており、導入すると『Fallout 4』のメイン舞台であるコモンウェルス(連邦)に大量の木々が植え付けられる。総数にして約1万本もの木が追加されるようで、白樺のような見た目をしたポプラの木と、マツの1種であるヨーロッパアカマツ、主にこの2つをモデルとした木が新たに植えられるようだ。
そんな木への強い愛を感じる「Commonwealth Landscape Overhaul」Modであるが、木々のテクスチャやモデルなどについては、Silverfox600 氏およびStavetskaya氏の2名が作成したものを活用しているという。前者はゲーム内の自然環境を大幅に改変する「Boston Natural Surroundings」などを。後者は女性のフェイスモデルをリアルにする「Innosense」などをこれまでに開発・配布。先に挙げたいずれのModも人気であり、特に「Boston Natural Surroundings」は18万回以上と膨大なダウンロード数を誇る。
また、「Commonwealth Landscape Overhaul」を作成したOynlen氏自身も過去にModを開発している。落ち葉の見た目を美麗にする「Leaf Piles Improved」という名のModなどを配布しており、これもまた植物の描写に関わるもの。つまり「Commonwealth Landscape Overhaul」は、自然大好きなOynlen氏と、確かな実績を持つ2人のModクリエイターが三位一体となって生み出したわけだ。クオリティの高さは確かなものになっているだろう。
「Commonwealth Landscape Overhaul」の開発にあたってOynlen氏がこだわった点としては、はじめから『Fallout 4』内に実装されている既存の木々の外観になじむように慎重に追加する木のメッシュ(ポリゴンモデル)を選んだという。また、同氏の過去作「A Forest」と比べると、草木の密度を低くしたようだ。「A Forest」とはまた異なる自然環境を特徴としているといい、さらに「Commonwealth Landscape Overhaul」を導入すると、木々が追加されるだけではなく、ゲーム内の地面や岩、一部の木の外見も変更されるとのこと。
核により失われた自然が猛烈によみがえる「Commonwealth Landscape Overhaul」Modは、PC版『Fallout 4』向けにNexus Modsにて配布中。ただし、Modを適用するにはすべてのDLCを所持している必要がある点には注意。